エステサロン安定経営、リピート率を上げるシニア世代向け施術・発信

 

シニア世代写真

エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>

エステサロン安定経営、リピート率を上げるシニア世代向け施術・発信

エステサロンが安定経営に向かうためには、リピート率を上げることが一番大切です。

 

以前のブログ「エステ顧客志向~シニア世代、次世代シニア」というのを書きました。

 

その後、あるサロン経営者の方から、ご質問が届きました。

サロンの安定経営=シニア世代・次世代シニアがターゲット

これからのエステティックサロンは『シニア世代』『次世代シニア』をターゲットにして行くことが望ましいということは、大変よくわかりました。

 

確かに、既存のスポーツクラブを見ても、午前中は60歳以上の方しか利用していません。

人気の美術館やイベント・催し物会場などに出掛けると、とても多くのシニア世代を目にします。

勿論、観光地でも多くお会いするのは『シニア世代』『次世代シニア』の方々です。

又、高級ホテルやリゾートには、ご年配のご婦人連れやシニア世代がご自分の娘さんを連れて、連泊しているのを良く見掛けます。

 

子育ても終わり、今度は自分たちの為にお金を使おう・・・

 

その為にも「健康」で、「若々しくありたい」・・・

 

年代からいっても社会的に信用があり、貯蓄など金銭的にも余裕がある世代です。

楽しみは友人との食事会、旅行…そして、お友達との時間を大切に考え、複数のサークルなどにも所属しコミュニティーを形成しています。

 

私の知っているシニア世代のご婦人たちは、今が一番幸せと仰っています。

 

残念ながら、淋しく勢いのないのがそのご主人たちで、定年から数年たってコミュニティーも持っていない(以前の会社関係の延長上でしかない)残念な現実を目にしています。

 

そんなご主人を横目に、元気一杯なのが『シニア世代』のご婦人たちです。

シニア世代の女性

ゆとりのある『シニア世代』

ですから、これからのエステサロンは『シニア世代』『次世代シニア』をターゲットとして取り込むことが、これからの業績アップと安定経営に向けたサロン戦略に重要なテーマだという事は理解できます。

 

ただ、具体的に何をどうしたら良いのか分からないので、教えて下さいという内容でした。

 

具体的な戦略テーマ

では、具体的にお答えしたいと思います。

メニュー内容とキーポイント

先ずは、若い世代の方と、『シニア世代』『次世代シニア』が求めている、に対する具体的な『思い』の違い?・・・

それに伴なう、実際のメニュー内容・・・

そして『シニア世代』『次世代シニア』にアピールする表現方法・手段は?・・

 

ここが大事なポイントだと考えます。

 

若い世代と、『シニア世代』『次世代シニア』が求めている『美』の違いは?

 

例を挙げて見ましょう。

 

美意識の違い 

(フェイシャルケア

<20~40代>

肌荒れ・乾燥・シミ

<次世代シニア>

敏感・小じわ・ほうれい線

<シニア世代>

クスミ・瞼の垂れ下がり

 

(ボディケア)

<20~40代>

痩せる(体重・部分)

<次世代シニア>

プロポーションバランス

<シニア世代>

姿勢

 

(フットケア)

<20~40代>

太さ・脚痩せ

<次世代シニア>

冷え性・むくみ

<シニア世代>

足が重い・疲労感

 

このように年代によって気になる部位・症状が違ってきています。

 

では、それを踏まえると、施術テーマ/内容・手技メニュー説明(紹介表現)が違って来ると考えます。

シニア世代の女性

シニア世代が求めている『美』とは・・・

施術テーマとキャプション

 

例えば、フェイシャル・トリートメントの内容・テーマでは・・・

2040

  • 肌理の粗さ⇒ゴマージュ・剥離  乾燥⇒水分補充  シミ⇒取る・薄く

 

次世代シニア

  • 敏感⇒更年期が気になる  小じわ・ほうれい線⇒目立たなくし、深くならない為の予防

 

シニア世代

  • クスミ⇒健康的な肌色に  目の周りの乾燥⇒瞼の垂れ下がりを予防したい

 

 

など、フェイシャルをとっても、年代によって気に成る部位や気に成る内容が異なって来ます。

当然、それによって施術方法トリートメントのアピール内容(キャプション)も変わって来ます。

 

これをお客様に、分かりやすく発信することから始まります。

 

特に『シニア世代』はコミュニティーを構築している方が多いので、一人のお客様を捕まえることで、背後にいるご友人にも発展する可能性が高いと考えます。

口コミ」を意識した手法を取ることをお勧めいたします。

 

当然、施術に関しては目的が違うの訳ですから、使用材料及び手技も自ずと違ってきます。

 

この施術等に付いては又、別な機会にお話するとして、『シニア世代』『次世代シニア』の方々の思いを正確に受け止めて、悩みを共有し、ご一緒に取り組むというサロンの方向性をお伝えして下さい。

 

これ以上悪化させないという「予防」の見地から、トリートメント計画を、お客様とご一緒に理解し合う事で、お客様はサロンを信頼し、定期的な来店顧客と成って行きます。

まとめ

これからのエステサロンの安定経営は、『シニア世代』『次世代シニア』をいかに多くお客様として取り込めるかにかかっています。

その為には若い世代とは違う「美意識」のポイントを理解することが大切です。

そして、施術メニューの内容テーマを、分かりやすく発信することが重要です。

併せて「老化予防管理」の重要さを説く事が、継続客への誘導と成り、安定したサロン経営に

結び付いて行きます。

『シニア世代」『次世代シニア』に付いて、ご質問の有る方は、下記までお問合せ下さい。

エステティック総合商社 株式会社サンク
         代表取締役会長 清水收一

1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。

『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。

主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)

ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)

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