エステ顧客志向~シニア世代、次世代シニア

シニア世代の夫婦

エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>

エステ顧客志向~シニア世代、次世代シニア

 

エステサロンに来られる客様の来店動機や志向の変化について、考えて見たいと思います。

 

最近よく思うのですが、エステサロンに通う目的が年代によって、明確に違って来たように感じられます。

 

先ずは、これからのエステサロンのメインユーザーとなる『シニア世代』と『次世代シニア』について考えて見たいと思います。

 

 

日本人の平均寿命(2021年調査)

日本人の平均寿命は、男性81.47 女性87.57です。

 

日本人の健康寿命(2022年調査)

美と健康」に一番関係してくる健康寿命は、厚生労働省の研究班が3年に1度の国民生活調査(大規模調査)を使って推計したところによると・・・

 

男性は2001年に69.40歳だったのが、2022年に72.68歳と70歳を大きく超えています。

女性の方は、2001年に72.65歳だったのが、2022年は75.38まで伸びました。

これは食生活や生活習慣の改善によるものと思われます。

 

<20代男女>を対象とした調査で、「何歳まで生きたいですか?」の質問に、男性78.1歳、女性76.9という回答が出ています。

 

男性の方が長生きしたいと思う気持ちが強く、女性は本来の平均寿命が87.57と高齢にも関わらず、76.9と生きたい年齢平均は低く回答しています。

 

恐らく、女性は生きたいという気持ちの中に「健康で美しくなければ・・」という要因が男性よりも強く影響しているのではないでしょうか。

 

人生100年時代へ突入と言われる中で、男女の健康志向、そして女性の美容から見たアンチエイジング志向が高まって来ているように思えます。

シニア世代の女性

シニア世代

「シミ」よりも「健康な顔色」、「目じりの小じわ」よりも「瞼の垂れ下がり

「首のシワ・タルミ」よりも「ほうれい線の深さ

体重で考える肥満より、シルエットや『姿勢』

鎖骨の位置がV字で背中が丸まり、上半身が内旋していることで、実年齢よりも老けた印象に成ることを気にされる方が増えています。

 

そんな『シニア世代』の方達が求める、エステティックの施術内容やメニューを発信して行くことが肝心です。

次世代シニア

次世代シニア(ポスト団塊)、何かとストレスの多い世代です。

次世代シニアポスト団塊

次世代シニアの方々は、「心と身体のバランス」を保つことが一番大切だと感じている世代です。

社会的・家庭的におけるストレスが多く、ご自分の身体の変わり目の変化に遠くではあるが「老いを」感じ始め、更に「エストロゲン」の分泌量の低下に伴う「更年期」の症状も起こり始めます。

最近では、30~40代半ばの女性でも、生理不順に成ったり、月経が無くなって、女性ホルモンの乱れている人が急増しています。

これは、ストレスや無理なダイエット、食生活を含めた不規則な生活などにより、早い内から徐々に卵巣機能が低下してしまったことが原因と考えられています。

このプレ更年期に起こる様々な不調が「若年性更年期障害」と呼ばれているものです。

このことに起因した肌のトラブルや体調不良、肩こり、イライラなど、又は肥満が起って来ます。

これらを癒し、軽減する施術やメニューが求められて来ます。

アロマ・ボディケア

リラクゼーションケア

今までの「シミ取る・しわ取る」「痩せる」のエステから、健康を重視した美容手当が大切な要因と成って来ます。

 

『シニア世代』『次世代シニア』という、今後サロンでの最大顧客となるターゲット。

その方々に向けた「施術」や「メニュー」、そして「アドバイス」の提供で、これからのマーケット需要に応える事がサロンの安定経営に繋がる大事な要因に成ると確信しています。

まとめ

これからのエステティックサロンで大きく売上を占める客層は、『シニア世代』そして『次世代シニア』が中心となって来ます。

その方々のサロンに通う目的や、施術に求めているものを、しっかりと見定めておくことが肝心です。

人生100年時代、そして健康寿命の延びに伴う「美と健康」の価値観の変化を、一度考えて見て下さい。

そこから始まるエステティックの施術やメニューに付いて、構築し直す時が来ています。

皆さんで考えてみましょう。

『シニア世代』『次世代シニア』に提供するトリートメントなどにご質問の有る方は、下記までお問い合わせ下さい。

エステティック総合商社 株式会社サンク
         代表取締役会長 清水收一

1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。

『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。

主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)

ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)

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