生きてる細胞に働きかけるのが本当のエステティック(エステ・フェイシャル基本理論)
エステティックに携わって45年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>
Contents
第一章 生きてる細胞に働きかける
エステティックでは死んでいる細胞ではなく、生きている細胞に働きかける。
今まで日本で一般的に行われてきた美容ケアの考え方と、エステティック理論に基づいた美容ケアの違いを知って頂く事で又、一般化粧品として市販され広く使用されているものと、エステティック専門化粧品としてエステティシャンがカウンセリングしながらお客様に使用するものとを比べることで、見ている視点・観点の違いをご理解いされ、私が唱える「本物のエステティック」に出会って頂けたらと考えています。
1946年第1回CIDESCO大会がベルギー・ブリュッセルで開催
その中で話された美容理論。
フェイシャルケアに関しての5つの基本理論をお話致します。
・・・どういう意味?
ここで思い出して頂きたい・・・「美容皮膚科学」を・・・!
皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3層からなり、最表面の表皮では新生細胞から古い細胞を押し上げるようにして、常に新陳代謝を繰り返しています。
最下層は「基底層」で基底細胞と色素細胞の2種類の細胞が一層の波型を作り基底膜が真皮との接着を務め、情報の伝達も行っています
真皮の毛細血管から栄養を補給し、細胞を新生・増殖します。
押し上げられた細胞は表皮の中で最も厚く、棘様の突起を持つ有棘層に変化し、更に押し上げられて1~2層の扁平細胞からなる顆粒層と変化を重ねて行きます。
そして最後に核のない「死んだ」扁平な角質細胞に変わり、老角質となった細胞の“亡骸”が垢となって剥がれていきます。
例えば20代の女性の場合、基底層で生まれた細胞が14日間かけて顆粒層まで辿り着き、角質層に14日間留まり、その後垢として剥がれていくのです。
これを皮膚の新陳代謝、皮膚のターンオーバーと言います。
という事は20代の女性、仮にA子さんとしますと、目の前にいるAさんの肌は、今日より28日前に基底層で生まれた細胞の“亡骸”を今、我々は見ているという事に成ります。
では、ここで考えて下さい・・・
A子さんが今、肌がキレイでいたいと思ったら、死んでいる14日間の細胞にあれこれ手入れをすることよりも、生きている14日間の細胞に良い環境や栄養を与えた方がキレイでいられるということではないでしょうか・・・!
角質層にあれこれと施すよりも、生きている14日間をいかに大切に管理することこそ大切な考え方だと、1946年にベルギーのブリュッセルで行われた美容家や皮膚科医たちのシンポジュームで語られたのです。
今から77年前、それも第二次世界大戦の翌年に、欧州ではこんな素敵な会合が開かれていたのです。
第1回CIDESCO会議
CDESCO:Comitev International d‘Esthetique et de Cosmetologie
先ずはここからエステティック・イズムは始まります。
「・・・医学科学に基づいた・・・」
エステティック定義の所以です。
まとめ
今までの美容は、目に見えるところに手当てを施すことを優先してやってきました。
そこはすでに死んだ細胞であり、すでに時を経ています。
大切なのは予防であり、生きているところをいかに良い環境で管理することこそ重要な要点と成ります。
医学・科学の理論に基づいた美容方法こそ、エステティックの基幹でなくてはなりません。
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1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。
主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)
ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)
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