エステ化粧品成分・表示・分類~エステティシャン必読

 

エステ化粧品基剤

エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>

エステサロン・ビジネスでの化粧品学~化粧品基剤

  

前回は「化粧品とは」で厚生労働省の化粧品の「定義」や「薬機法」についてガイダンス致しました。

 

又、使用目的や形状『剤型』からの分類もお伝えいたしました。

 

今回はその第2段として、エステティックでは化粧品に使われる原材料や使用成分『基剤(基材)』について、エステティシャンは専門的で正確な知識が求められます。

 

ここで化粧品の裏に貼られている全成分表示の意味と、よく目にする成分の使用目的など代表的なものをお伝えし、エステサロンでのカウンセリングへの判断材料として頂きたいと思います。

 化粧品基剤

化粧品基剤による分類

 化粧品基剤による分類

水性原料

精製水・温泉水・イオン水・エタノール・イソプロパノール(消毒アルコール)

 

油性原料

  • 油脂類:脂肪酸とグリセリンがエステル結合したもの。

オリーブ油・ツバキ油・アボガド油・シアバター

エステル結合とは、酸とアルコールの間で生成する結合

 

  • ロウ類:高級脂肪酸と高級アルコールがエステル結合したもの。

ホホバ油・ミツロウ・ラノリン

 

  • 炭化水素:炭素と水素からなる化合物

スクワラン・流動パラフィン・固形パラフィン

 

  • 高級脂肪酸:天然の油脂やロウ成分

オレイン酸・リノール酸・リノレン酸・ラウリン酸・ステアリン酸

パルミチン酸・アラキドン酸

 

  • 高級アルコール:分子量の大きい(炭素数6以上)アルコール類

ステアリルアルコール・セタノール・ベヘニルアルコール

オクチルドデカノール・インステアリルアルコール

 

  • エステル酸:酸とアルコールから水を分離、結合してできる化合物

トリグリセル・乳酸セチル・安息香酸アルキル・パルミチン酸インステアリル

 

保湿剤

皮膚表面の水分喪失を抑えて、乾燥を防ぐ。

製品の水分を保って安全性を高める。

グリセリン・3-プチレングリコール・ヒアルロン酸ナトリウム・ソルビトール・乳酸ナトリウム・プロピレングリコール・ポリエチレングリコ-ル・ピロリドン-5-カルボン酸ナトリウム(PCA-NA)

 

植物エキス

植物抽出エキス

植物抽出エキス

植物の花や葉、根、樹皮からの抽出物。

カミツレエキス・カンゾウエキス(甘草)・アロエエキス・ハマメリス

パパインエキス・オーゴンエキス・クマコケモモエキス

 

界面活性剤

水分と油分を乳化するために使用。

陰、陽、両面界面活性剤・非イオン性界面活性剤・レシチン・サポニン

 

着色料

安全性が確認されているものに限られています。

有機合成色素(タール色素)・天然色素・無機顔料・真珠光沢顔料・高分子粉体・機能性顔料

 

メイクアップ化粧品

増粘剤

液体に高い粘性を持たせる成分。

アラビアガム・クインスシードガム・アルギン酸ナトリウム・キサンタンガ

ム・セリロースガム・カルポマー(カルボキシビニルポリマー)

 

 

被膜形成剤

パックやウォーターピルーフファンデーション、マスカラ、ヘアスプレーなどに使用。

ニトロセルロース・ポリビニルアルコール・トリメチルシリル化プルラン

 

 

薬剤

化粧品の有用性や生理活性効果を高める為に配合。

  • 薬用美白剤:メラニンの生成を抑えたり、還元するための成分

ビタミンC・パルミチン酸アスコルビル・アルブチン・ハイドロキノン・コウジ酸・エラグ酸

クリーム画像

  • 抗炎症剤:皮膚の炎症やかゆみを抑え、鎮静効果。

アラントイン・グルチルリイチン酸2K・アズレン

 

  • 酸化防止剤:化粧品の安定性を高め、皮膚絵の抗酸化作用も高める。

ビタミンE・BHT

 

  • 角化溶解剤:表皮細胞を軟化し、老角質の溶解や剥離を促す。

αヒドロキシ酸(AHA)・βヒドロキシ酸(BHA)・イオウ

 

  • 収斂剤:肌を引き締め、発汗や皮脂の分泌を抑制し、炎症を鎮める目的成分。

クエン酸・酸化亜鉛・オドリコソウエキス

 

  • 防腐剤・殺菌剤:化粧品の品質を維持させる成分。

パラベン・安息香酸ナトリウム・塩化ベンザルコニウム

 

  • 紫外線カット材:紫外線吸収剤と紫外線散乱剤が有ります。

(吸収剤)オキシベンジン・パラアミノ安息香酸エチル・メトキシケイヒ酸オクチル・t-プチルメトキシジベンゾイルメタン

(散乱剤)酸化チタン・酸化亜鉛

 

  • ビタミン剤:各種(水溶性・油溶性)ビタミンの皮膚への作用と化粧品の酸化防止成分。

ブタミンA・ビタミンB群・ビタミンD・ビタミンE

 

  • 発毛促進剤:細胞賦活作用や血行促進目的成分。

センブリエキス・ニンジンエキス

 

 

その他

シリコン関連成分・アルカリ剤・キレート剤など

化粧品の裏シールを見る女性

化粧品には必ず「全成分表示」が義務付けられています。

 

化粧品の安全性

厚生省(現、厚生労働省は昭和42年に化粧品の安全性に関する「化粧品品質基準」を告示し、配合禁止成分名及びホルモン、防腐殺菌剤などの配合量規制を行いました。又、同年、具体的な成分の規格を示した「化粧品原料基準」を公示しましたが、平成13年3月31日をもって廃止されました。

その後、原料は「一定の制限」のもと、製造責任会社の責任において配合し、全成分を表示することが義務付けられました。

 

一定の制限」とは、配合禁止成分リスト、配合制限リスト(ネガティブリスト)、及び防腐剤・紫外線吸収剤・タール色素についての配合可能成分リスト(ポジティブリスト)をいいます。

 

現在使用されている化粧品原料は6000種以上と言われています。

 

 

少し専門的な内容に成りましたが、化粧品の安全性を最優先にした国の考え方がご理解頂けたと思います。

 

そしてエステティシャンは全成分表示を理解し、お客様への安全性を確認して、お客様に適した化粧品を使用・提案して行かなければなりません。

 

その為にも化粧品学を学ぶ事をお勧め致します。

 

まとめ

エステティシャンは全成分表示を見て、お客様に問題となるアレルギー反応を起こす成分が含まれていないか、安全性に問題が無いかをチェック出来る、化粧品学の基礎知識は持っていて頂きたいと思います。

化粧品学に於ける化粧品基剤の基本分類を解説いたしました。

化粧品学に付いてご質問のある方は、下記までお問合せ下さい。

エステティック総合商社 株式会社サンク
         代表取締役会長 清水收一

〒168-0082 東京都杉並区久我山4-12-10 倉本ビル2F

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