緊急事態宣言解除後のエステサロン再開準備と営業態勢
エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>
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緊急事態宣言解除後のエステサロン再開準備と営業態勢
現在9月30日をもって「緊急事態宣言解除」が発令される様相ですが、大阪モデルなど各地方自治体の独自見解による解除状況や職種別指導要綱が、今後は更に発表されて来ると存じます。
そこで、エステサロン再開に向けた注意事項・留意点をあくまでも私見ですが、ここで記述したいと思います。
感染予防の継続
「緊急事態宣言」が解除されたとしても、国内の感染者が0になった訳ではありません。
ですからお客様への感染又、施術者への感染を継続して予防して行かなくてはならないと考えます。
そこで、エステサロンに於いて「サロンで実施する事」と、「お客様にお願いする事」及び「事前告知する事」を再度細かくご提案致します。
サロンで実施する事
- エステティシャンは常時、マスク着用を徹底する。
- お客様の予約時間・タイミングを、決してお客様同士がクロスしない、すれ違わないように配慮する。
- 常連客を優先し、当面新規客はお断りしましょう。
- お客様の使用したガウンやリネン関係は、都度消毒済みのものを使用する。
- お客様が使用したトイレやロッカー、シャワールーム、又触れた可能性のある所(店舗入り口、レセプション周り、待合室、カウンセリング・接客コーナー等)も、次のお役様が来店する前に全て清掃・消毒する。
- 施術に関わる器具・用具・備品類の消毒もお客様ごとに行う事。
エステベッドや施術者用椅子なども忘れずに。
- スチームタオルやスポンジを使用する場合は、お客様ごとに消毒をする。
もしくは、コットン又はフェイスガーゼ等で極力使い捨てにする。
- ペーパーショーツ、ブラ、スリッパは、使い捨てとする。
- 施術時に使用したリネン類(ベッドカバーやシーツ、上掛けタオル等)はお客様ごとに交換し、消毒した後、洗剤を用いて洗濯する。
- 忘れがちなのがスタッフルームの清掃・消毒、不特定多数が出入りしている場合もあるので注意しましょう。
- サロン入り口及び数か所に消毒液を置き、施術前は勿論、小まめに施術者は手指消毒を心掛けましょう。
又、レジ及び金銭授受の前後にも手指消毒を忘れずに!
お客様にお願いする事
- 来店時にマスクの着用。
- 来店時の手指消毒へのご協力。
- 来店時での体温測定。
- 問診表への記入と、施術承諾書への御署名。
- ワクチン接種の状況把握
問診表&承諾書 例文
新型コロナウイルス感染の拡大を防ぐため、お客様には以下の点をご理解・厳守頂きますよう強くお願い申し上げます。
次の症状がある方、該当する点があるお客様のご来店、施術は控えさせて頂きます。
ご自身でご記入の上、御署名をお願い致します。
□風邪の症状(くしゃみや咳が出る)がある方。
□37.5度以上の熱のある方。
□強いだるさ(倦怠感)や息苦しさがある方。
□咳、痰または胸部に不快感のある方。
□過去14日以内に、政府から入国制限、入国後の観察期間を必要と発表されている国・地域等への渡航者の方並びに渡航者と濃厚接触がある方。
□過去14日以内に、新型コロナウイルス感染者が発生した観光クルーズ船から下船あるいはその他のクラスターとされる場所を訪れた方。
□同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる方。
□その他、新型コロナウイルス感染可能性の症状がある方。
□1週間前くらいまでに、インフルエンザ・ノロウイルス等にかかっていた方。
□ワクチン接種を受けていない。
*又、糖尿病、心臓疾患、呼吸器疾患等の基礎疾患がある方、人工透析を受け
ている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方等に付いては、エステテ
ィックサロン来店の可否について主治医とご相談下さい。
以上のような内容で、ご記入頂き、御署名を予め頂くことが大切だと考えま
す。
事前告知する事
- お客様への来店時の注意事項並びに、体調が思わしくない時等の来店の自粛をホームページ、SNS、店頭提示、書面配布等で呼びかけ、注意の徹底を図る。
- サロンで行っている「新型コロナウイルス感染予防」における衛生・消毒の具体的な内容をホームページ、SNS、店頭提示等でアピールする。
以上、新型コロナウイルス鎮静化に伴い、エステサロンの再開を行う上で、
更に感染予防を留意する上での取り組み方をお伝えいたしました。
先ずは常連客様から施術をスタートし、お客様同士のクロスや消毒時間など
に掛ける時間に余裕を持って、スタッフの気持ちも確認の上、短縮時間営業
も考慮しながら始めることをお勧めいたします。
「短期間での復活ではなく、長い目で見た継続」を心掛けましょう。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』
まとめ
現在、「緊急事態宣言解除」が発令される様相ですが、大阪モデルなど各地方自治体の独自見解による解除や職種別指導要綱が今後は発表されて来ると存じます。
そこで、エステサロン再開に向けた注意事項・留意点をあくまでも私見ですが、ここで記述したいと思います。
まだまだ感染者が0に成ったわけではないので、継続して『感染予防』を徹底することが大事です。
ご相談・お問い合わせは、下記までご連絡下さい。
1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。
主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)
ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)
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