エステ・フェイシャル・ボディ、よく聞かれる質問集・春~初夏編
エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>
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エステ・フェイシャル・ボディ、よく聞かれる質問集・春~初夏編
エステティシャンがお客様から、よく聞かれる質問集「フェイシャル編、ボディ編」に次いで第3弾『春~初夏編』をお届けいたします。
花粉症と肌
Q:5年ほど前に花粉症に成って以来、症状が出ると肌の調子も悪くなって困っています。
どうしたら良いですか?
A:花粉症の根本的な治療を医療機関で受けられることが先決です。
花粉にアレルギーを持っている人は、その症状が出ている時は特に肌が過敏になっていますので、かぶれや肌荒れ、ニキビなどのトラブルを起こしやすく成ります。
マスクの着用、薬の服用と言ったアレルゲンへの対策はもちろんですが、お肌にとって大切な質の高い睡眠、栄養バランスのとれた食事、適度な運動によって、免疫力も向上しスキンコンディションに良い結果をもたらします。
最近では、食事面で動物性タンパク質(肉類)を減らして、ヨーグルトなどで乳酸菌を多めにとることがアレルギー症状を緩和すると言われています。
又、免疫力にはメンタル的な要素も症状に影響しますので、出来るだけリラックスできる環境を作って下さい。
ダイエットと腹式呼吸
Q:夏に向けてダイエットの季節、ダイエットに複式呼吸が効果的なのは何故ですか?
A:日頃、大半の人は胸式呼吸をしています。
腹式呼吸をすることで、今まで使っていなかった筋肉を意識して使う事によ
り、基礎代謝がアップします。
更に、横隔膜の運動も内臓を刺激するため、代謝や血行が促され、消化機能が改善するなど様々な効果が期待できます。
又、身体の隅々まで酸素が取り込まれることで脂肪の燃焼も助けます。
足裏
Q:素足の季節です。
最近、足の裏を触るとコリコリしたものを感じるのですが・・・
A:クリスタルといわれる老廃物の塊です。
カルシウムや尿酸が堆積したもので血液の流れを妨げます。
強く刺激すると痛みがでる場合もありますから、入浴中や入浴後に軽く揉み解して柔らかくしましょう。
弱酸性洗浄料
Q:春から夏にかけて、弱酸性の洗浄料がいいの?
A:確かに雑誌やTVコマーシャルの宣伝文句は“弱酸性”ですね。
洗顔料を皮膚のPHに合わせる事で、肌に優しいイメージを持たせています。
一方、アルカリ性の洗顔料は、皮膚を柔軟にして汚れ落ちを良くする利点が有ります。
洗浄料の良し悪しはPHだけでは決まりません。
大切なのは洗浄後に放置せず、化粧水などで早く弱酸性のお肌に戻すことです。
特に春先からは花粉やPM2.5などフリーラジカルの影響を受けやすい季節です。
肌を弱酸性に保って、保護して行きましょう。
皮膚呼吸
Q:“皮膚呼吸を妨げないファンデーション”というフレーズを耳にします。
皮膚って呼吸しているのですか?
A:人間は肺呼吸で生命を維持しています。
皮膚呼吸は身体が必要とする呼吸の約1%以下。
ファンデーションやよく言われる金粉やラップで覆っても、息苦しくなることはありません。
長時間に成ると発汗を妨げて体温(皮膚温)が上がったり、密着して密着感が有るため“息苦しい”と感じる方もいるかと思いますが、あくまでも感覚的なものです。
水の摂取量
Q:これから気温が高くなって来る季節!
一日に水1リットルは飲みましょうと言いますが、本当に必要なんですか?
A:必要です。
水分は、摂取した栄養素を身体全体に運んだり、体内の老廃物を排出する、体温を調整するといった重要な役割が有るためです。
『生活習慣病』『便秘』『乾燥肌』の予防にもなります。
しかし、食事以外で殆ど水分を摂れない人にとって、急に毎日水を飲もうとしても、腎臓や胃に負担がかかり体調を壊しかねません。
起床後、就寝前にコップ1杯の水と、日中に200ml程度を小まめに摂るようにして、徐々に慣らして「水を飲める体」にしましょう。
1日に飲む理想的な水分量は、季節や運動量、塩分摂取量にもよりますから一概には言えませんが、次のような計算式も有りますので参考にして下さい。
水の摂取量:「体重×50ml(1kg当たりの成人の必要水分量)-1500ml(食事で摂る平均水分量)
*冷たい水は身体を冷やし、肌の新陳代謝の低下を招く一因にもなりますので、白湯で摂ることをお勧めします。
以上、「美と健康」に関しての、「エステ、お客様からよく聞かれる質問集・春~初夏編」をお伝え致しました。
エステティシャンのアドバイスは、お客様の信頼に繋がり、お客様の来店頻度を高め、固定化に繋がります。
まとめ
今回もエステティシャンがこの時期、お客様からよく聞かれる質問を、抜粋して掲載いたしました。
お客様からの質問に正しく、専門的知識を交えてお話することは、お客様から信頼を得られ、お客様のサロンへの固定化に繋がります。
エステティシャンは「美と健康」に関して、常にアンテナを張り巡らせましょう。
美と健康における「春~初夏」の季節に関して、何かご質問が有りましたら、下記までお問い合わせ下さい。
1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。
主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)
ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)
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