エステ・フェイシャル、よく聞かれる質問

フェイシャルトリートメント

 

  エステティックに携わって45年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>

エステティック・フェイシャル、よく聞かれる質問

 

先だって、エステティシャンとして既に現場で仕事はしているのですが、未だ勉強中でもある方達に講習する機会があり、終了後、エステに関してして何でも疑問があれば質問して下さいと言うと、お客様から聞かれて何て答えていいのか分からないことが有るので教えて下さいという話が数多く出ました。

 

意外とベテランでも説明が難しい質問でもあったので、良い機会なので幾つかご紹介致します。

 

お客様からのQ:マッサージが心地よいのは何故ですか?

 

エステティシャンが答えて欲しいA:

刺激を受け取る皮膚と、快・不快を認識する脳(神経)との間には密接な関係が有ります。

それは、皮膚の表皮や末梢神経と脳のルーツが、外側を司る「外胚葉」と同じであるためと言われています。

これを『皮脳同根』と言います。

マッサージによる皮膚の優しい刺激が脳に伝わり、セロトニンと呼ばれる「

せ」ホルモンが脳内に分泌され、ストレスを和らげ心を穏や

かにしてくれます。

 

 

お客様からのQ:ほうれい線はシワですか? たるみですか?

 

エステティシャンが答えて欲しいA:

シワもたるみもコラーゲン繊維の変質が原因ですので、基本

的には同じものです。

ほうれい線は、更に頬の脂肪が老化と共に引力によって下垂

してしまった事によります。

似たような現象に首のたるみがあります。

 

お客様からのQ:何故、ストレスでシミが出来たり、濃くなったりするのですか?

 

エステティシャンが答えて欲しいA:

ストレスを受けると下垂体から「メラノサイト刺激ホルモン」「副腎皮質ホルモン」(副腎皮質ホルモンはメラニンの生成を促す)が分泌され、シミが濃くなったり増えたりします。

又、額や頬などにストレス性の好発部位が有ります。

ストレスの原因を軽減することで、シミは薄くなります。

エステティシャンのマッサージなどスキンタッチは有効だと思います。

 

お客様からのQ:雑誌などで目にする「インナードライ」ってなんですか?

 

エステティシャンが答えて欲しいA:

お肌の内部が水分不足で乾燥している状態を言います。

水分と皮脂が混ざり合って「皮脂膜」を形成し、外からのストレスを保護してくれるのですが、水分不足で皮脂膜を形成できない状況となっています。

その為に肌も敏感に傾いて行きます。

最近若い方に増えている肌調で「過敏性乾水性脂漏肌」とも言います。

オイルクレンジングを使用している方に多く見られます。

エステティック・カウンセリング風景

お客様からのQ:ニキビ跡は消えますか?

 

エステティシャンが答えて欲しいA:

赤みを帯びたニキビ痕は、色素沈着と同じお手入れで徐々に薄くなって、軽痕は殆ど消えます。

ただ、紫外線を浴びると色素沈着してしまうので気を付けて下さい。

茶色に残っている場合は、程度にもよりますがシミと同様に手間と時間がかかり、薄くすることは出来ても消えない場合もあります。

お手入れを繰り返しましょう。

 

お客様からのQ:シミが気に成っています。ビタミンCは食べ物から摂るのと、肌に塗るのとではどちらが有効ですか?  

 

エステティシャンが答えて欲しいA:

まず、食べ物から摂る場合ですが、ビタミンCは身体の様々な部分で必要とされており、食べた分がそのままダイレクトにシミに届くことは有りませんが、予防としては有効です。

肌に塗る場合ですが、成分が壊れやすく化粧品に配合しにくかったビタミンCですが、最近はビタミンC誘導体という成分が開発され肌に吸収されやすくなりました。ビタミンC誘導体はシミの改善だけではなく、抗酸化作用やニキビの消炎作用などもあり、毎日のケアに取り入れてみましょう。

 

お客様からのQ:化粧品かぶれで皮膚科に行ったら「ステロイド軟こう」を塗るように渡されました。肌に良くないって聞いたのですが?

 

エステティシャンが答えて欲しいA:

マスコミなどで長期連用の副作用(皮膚の萎縮や毛細血管拡張、紫斑など)が紹介され、よりステロイドは怖いという風潮が出てきたように思います。

専門医の間でも、ステロイドはかぶれや湿疹などへの優れた治療薬とする肯定論と、副作用を懸念する否定論があります。結局、ご自分がどの医者(考え)を選ぶかだと思います。

もし、現在、薬を使用しているのであれば、使用量、部位、期間をきちんと守って下さい。

自己判断で使用を中止すると、リバウンドで症状が悪化します。

また、最近では非ステロイド剤も治療に用いられていますが、「非」=「安全」「優しい」というものではないようです。

 

幾つかのQ&Aをご紹介しましたが、どのようなポイントでお客様にお話するかをご理解して頂けたら幸いです。

 

『お客様に知識をお持ち帰り頂く事が、信頼への近道です』

まとめ

お客様からの質問に医学や科学の理論に基づいて正確に、尚且つ、分かりやすくお答えすることが大切です。

それが信頼に繋がります。

今回は「マッサージの心地良さの理由」や「シワ・シミ・ニキビ跡の改善について」そして、「ステロイド軟こうの是非」などの質問に、エステティシャンが答えて頂きたいポイントを記述致しました。

共通する話し方の要項をご理解頂けると幸いです。

ご質問等が御座いましたら下記までお問い合わせ下さい。

エステティック総合商社 株式会社サンク
         代表取締役会長 清水收一

1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。

『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。

主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)

ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)

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