矛盾した美容方法にストップ(エステ・フェイシャル基本理論)
エステティックに携わって45年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>
Contents
矛盾した美容方法にストップ(エステ・フェイシャル基本編)
「オイルクレンジング」使用者が多いとの事・・・
・・・どうしてでしょうか?
汗で崩れないファンデーション・・・
涙でにじまないマスカラ・・・
食事をしても落ちにくい口紅・・・
これらを素早く落としてくれるのが、オイルクレンジングだからです。
確かに油性分の強いメイク製品は、W/Oタイプ・親油性の物の方が手早く落ちます。
油絵の具を落とすのもテレピン油です。
しかし、そのオイルタイプで落とした後の肌は・・・
油膜が肌に残り、ベタベタしていて気持ちが悪いですね。
又、そのままにしていては油焼けも起こしかねません。
そこで発売メーカーは「洗顔フォーム」などでのW洗顔を促します。
油分をスッキリと落とすためには、よくテレビCM などでもみられる「油汚れに・・」は界面活性剤を使用して落としているのです。
でも、皆さんもご経験があると思いますが、洗剤を使った後は皮膚がシワシワに成って突っ張りませんか・・・
これは界面活性剤で油と水をなじませた時に、自分の皮膚の中の水分も外に引き出されてしまうからなのです。
そこで肌が乾燥に傾くので、メーカーはたっぷりとその後化粧水をはたいて下さいと又、促します。
此れって、なんかおかしくないですか・・・?
もしもクレンジングをO/Wタイプ・親水性のミルククレンジングで使用していたら、クレンジング後は油膜も少なく、界面活性剤などを使用しなくても水洗いだけで充分に用を足します。
落としきれない時は、もう1度クレンジングをすれば済むことです。
速さや安直さを優先して、本来の目的の「肌を美しく保つ」目的を忘れてしまっては意味がないですね。
こういった『矛盾する美容方法を正す』ことも、エステティックの基本理論の一つです。
まとめ
医学・科学の理論に基づいた美容方法をエステティシャンは見極め、お客様にアドバイスすることが大切です。
お客様に間違いを正してあげることは、エステティシャンへの信頼を高めてくれます。
それがお客様の固定化にも繋がることです。
もっと詳しく学びたい方は、下記までご連絡下さい。
1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。
主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)
ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)
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