エステ業界1950~2019年市場動向
エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>
Contents
エステ業界1950~2019年市場動向
今までも日本のエステティックの歩みを、何度となく記述して来ました。
この度の「新型コロナ感染」に伴う、世界レベルでの『生活改善』を考えなければならない現在。
エステ業界も厳しい『変革』が求められてくると考えます。
1950年代
エステサロン・ビジネスとして登場。
1970年代
「エステティックとは?」と模索しながらも、高度経済成長期と重なり拡大してきたバブル期。
1980年代
異業種からの参入も増え、エステティックサロンが乱立。
TV/CMが当時ビールのCM量を上回ったと言われるほど放映され、華やかさと高級感で多くの女性たちをサロンに誘導、エステサロンチェーンが全国展開し始めました。
当時のエステティックはヨーロッパからのエステ機器や専用化粧品を用い、ヨーロッパのエステサロンやキャビンなどを模倣した店作りでイメージが先行し、エステティシャンの教育が追い付かず、業界の成長と中身が伴わない時代でした。
更にサロンビジネスが過熱し、店舗展開優先でその資金調達や資金繰りを支える為に、お試しコースを広告宣伝でヒートアップさせ、来店客に高額チケットを販売する前受け制度が大手チェーン中心に導入が開始されました。
その為、エステティックの施術内容もコンプレックスを煽るような告知内容で、効果結果を伴わないことも多く、金銭契約トラブルと併せて、消費者センターに苦情が殺到するという状況を招きます。
エステティックに関する規制や基準も未だ整っていなかったため、悪質業者の出現などによりエステティックに対する消費者の誤解や不信が生じることに成りました。
1999年
訪問販売法(特定商取引法)や割賦販売法の一部が改正され、指定業種としての規制がスタート。
2002年
エステティック業が日本産業分類にサービス業として登録され、女性の社会進出の増加を背景として大きく拡大して行きます。
しかし、社会的認知度が高まる一方で、消費者センター等への役務に関する苦情や相談が増加し、更に光脱毛における医師法違反、まつ毛パーマの薬事法違反などの事件が多発し、エステティックの業としての健全な発展が厳しい様相を呈してきた時代でもあります。
エステ業界市場はこの時期を頂点とし、リーマンショックや東日本大地震などを契機に市場規模は下降傾向に向かい始めました。
2010年代
業界団体等は経済産業省・厚生労働省の協力を得て、エステティックサロン、エステティシャン、エステ機器などの認証機構の確立を目指し、ヨーロッパなどの国家資格には至らないまでも消費者からの信頼獲得に向けた活動を現在も続けています。
2018年
高度経済成長期から50余年、美と健康の価値を変遷し続けてきたエステティック。
長期にわたるデフレやSAD(社会不安障害)の中、コンプレックス産業から脱皮し、アンチエイジングに向けた意識の高まりとともに新たな価値をエステティック業の中に構築して行こうとしています。
2019年
シニア時代を迎え、更に高齢化が進む日本でのエステティックの役割と利用価値を、お客様にご理解頂き、シニア世代をターゲットにしたエステティックが新たに『新元号』と共に始まる年に成るのではないでしょうか。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』
2020年
コロナウイルス感染問題で、『勤給事態宣言』が発令され、不要不急の外出は自粛。
世界的な規模での感染状況で、地球規模で経済状況は悪化の道を辿っています。
エステ業界も、サロン並びにデーラー・メーカー全てが、新たな形態を模索して行かなければならない時が始まったと考えます。
まとめ
高度成長期から50余年、美と健康の価値を変遷してきた「エステティック」
2019年『新元号』を迎え、更に高齢化が進む日本での、シニア世代をターゲットとしたエステビジネスが新たに始まります。
そして。迎えた2020年‥コロナ感染で先が見えない状況が始まりました。
〒168-0082 東京都杉並区久我山4-7-1 倉田ビル2F
TEL03-3332-1990 FAX03-3332-2039
https://cinq.jp Mail:esthe@cinq.jp