エステ技能五輪国際大会~技能オリンピック

 

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技能五輪国際大会

   エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>

エステティシャン技能五輪国際大会~技能オリンピック

待ちに待った、2020年東京オリンピックが開催されています。

そして、メダルラッシュが連日伝えられています。

そこで皆さんは、エステティックがオリンピック種目に成っているのをご存知ですか?

 

えっ!・・・と、驚きの声が聞こえて来そうです。

 

技能五輪国際大会

4年に一度のスポーツの祭典のオリンピックではなく、「技能五輪国際大会」というのが有ります。

技能オリンピック国際大会』とも呼ばれ、2年に一度世界で開催されています。

 

種目には「建築大工部門」「家具部門」「れんが積み」などの建築関係から、「電子機器組立て」「自動車板金」などのエンジニア部門。

最近ではウェブデザインや情報技術部門なども科目として入って来ています。

 

この競技会は1950年にスペインの職業青年団が提唱して、隣国ポルトガルとの間で始まったのが最初です。

ビューティーセラピー部門(Beauty Therapy)

その中で「ビューティーセラピー部門(Beauty Therapy)という競技科目有ります。

トリートメント風景

総合的な技能が問われます。

競技内容としては、フェイシャルトリートメントやボディトリートメント、メイクアップ、マニキュア、ペティキュアなどの技能を施すことと、リラクゼーション効果により女性の美しさを引き出し、モデルに対しての繊細な気遣いも審査対象になる競技で、4日間を通して行われます。
ボディトリートメント風景

モデルに対しての繊細な気配りも求められる競技です。

実技は勿論、必要な準備から後片付け、化粧品についての知識や幅広い種類のトリートメントを行う上で、臨機応変に対応する能力も要求される競技内容となっています。

総合的な技術と、各内容の技能を正確に行う事が大切で、更にエステティシャンとしての選手自身の所作・ふるまいやモデルさんへの気配りが出来ているかも重要な審査基準と成ります。

 

2019822()827() ロシア連邦カザン大会(world skills Kazan 2019が行われました。

 

2007年、日本は「ビューティーセラピー部門」に初参加

日本は2007日本の静岡で行われた大会から参加しています。

 

参加した当初は、なかなか上位には行けませんでした。

 

最近の過去5年間を見ると、第39回11位・第40回17位・第41回14位

第42回敢闘賞、そして43回大会 銀という成績です。

 

各国のエステティックの教育制度や資格認定などの違いが、大会の成績に大きく関係していると考えています。

 

特に前回のブログ[フェイシャルトリートメント&マッサージの考え方]でも述べさせて頂来ましたが、クライアントの年齢・目的・肌質・肌調、更にボディに関しては体質や姿勢などに合わせて、化粧品や技術(手技)、そしてトリートメントの組み立てが目的・課題やクライアントに対して臨機応変にカスタマイズ出来る技能が無いと上位に選出されるのは難しいと思います。

これは社会に出てからサロンワークでも当然必要とされることですが、日本の教育カリキュラムの中では、私の知る限りフランスなどのスクールと比べると、そこの指導要綱をもう少し考えて行かないとならないのではと思っています。

 

誠実で丁寧、手先の器用なおもてなしの心得がある筈の日本人‥それが何故?

 

エステティック競技の世界でも、世界を目指して頂きたいと願っています。

 

『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!

 

まとめ

あまりエステ業界やエステティシャンの方々に知られていない「技能五輪国際大会」について

お話しました。

技術以外でも、CIDESCOの世界大会の中で行われているBEAUTYに関する研究・論文発表(日本人では、この40年間で月乃桂子先生が唯一たった一人、ゴールド・プライスを受賞しています)や、エステティシャンを対象としたフランスの「ヌーベルエステティック大会」でのメイク・コンテストなどが有ります。

コンテストが全てではありませんが、日本人として出場し活躍して貰いたい、挑戦して頂きたい、そして、後輩に後を繋げることで、エステティシャンに成りたいという層が増えて行ったら素晴らしい事ではないかと思います。

何かご質問のある方は、下記までご連絡下さい。

エステティック総合商社 株式会社サンク
         代表取締役会長 清水收一

1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。

『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。

主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)

ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)

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