エステ化粧品学~日焼け止め

 

日焼け止め

エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>

エステ化粧品学~日焼け止め

あと少しで3月、紫外線が強まってくる季節に成ります。

サロンでお客様に「日焼け止め」のアイテムをお勧めするシーズン到来です。

 

その際に、日焼け止め商品の解説や効果状況、又、メリット、デメリットをエステティシャンはお客様に説明し、そのお客様に合った日焼け止めアイテムを推奨出来る事が大切です

 

今回は、「日焼け止め商品」の理論解説を致します。

 

その前に少しだけ紫外線に付いてお話致します。

強い紫外線

紫外線が強くなる季節、到来!

太陽の光は、波長により、赤外線可視光線、及び紫外線に分けられます。

可視光線よりも波長の短いものが紫外線です。

 

紫外線(UV)

UV-A315400nm) 長波長紫外線

サンターンとも言い、メラニンを発生させ皮膚を黒くします。

老化紫外線」で窓などのガラスも通過し、皮膚の深いところまで到達し、コラーゲンやエラスチンを変質・破壊させ、シワ・タルミを作ります。

光老化」の最大の原因です。

日焼けサロンのマシーンは、このUV-Aのみを照射することで、赤くならずに焼くことが出来ますが、老化は促進します。

芸能人にも居りますが、いつも日焼けした真っ黒い顔色の方の「シワ」は深く、皮膚も肥厚しています。

 

UV-B280315nm 中波長紫外線

サンバーンとも言い、皮膚の表面に届き、皮膚に炎症をもたらせ、ヒリつきやひどい時には水泡が出来て、火傷のような症状を起こします。

皮膚のNMFを破壊し、乾燥させ、角質層を剥離させます。

更に、シミ・ソバカスなど色素沈着を誘発します。

 

UV-C100280nm) 短波長紫外線

成層圏及びそれよりも上空のオゾン層で吸収されて地上には届きません。

この紫外線が地上に届くと、多くの生物はダメージ(死滅も)を受けます。

C波長は強力なエネルギーと殺菌力を持っているため、殺菌灯などに使われています。

 

日焼け止めアイテム

日焼け止めアイテム

日焼け止めアイテムに付帯した標示

SPFPA

SPF

SPFとは、UV-Bを防止する効果の強さを数字で示したものです。

MED(最小紅斑時間)・・紫外線を照射し、最初に赤く成り出すまでの時間を示した数字で、

このMEDの時間を10倍延長させる効果を、SPF10と表示します。

数値の大きいものほど強力という事です。

 

PA

PAとは、UV-Aを防止する効果の強さを+の数で示したもので1個から3個まであり、3個が最も強力です。

 

普段のお出かけなどでの生活紫外線は、SPF15PA+で十分です。

SPFPAも強ければ強いほど、肌に負担がかかります。

 

 

日焼け止め化粧品に含まれる、紫外線カット剤

紫外線カット剤には、紫外線散乱剤(反射剤)紫外線吸収剤が有ります。

 

紫外線散乱剤

紫外線を散乱・反射させ皮膚への侵入を防ぎます。

・酸化チタン・酸化亜鉛

紫外線吸収剤

紫外線を吸収すると熱や赤外線などのエネルギーに変化させて放出し、紫外線の肌への侵入を防ぎます。

エネルギーに転換する時の作用で、アレルギーを起こす場合が有ります。

・オキシベンジン・パラアミノ安息香酸エチル・t-プチル・メトキシジベンゾイルメタン・メトキシケイヒ酸オクチル

最新の美白理論

直接的な紫外線防止ではなく、既に紫外線を浴びてしまった後に、肌を黒くさせ

ない方向での商品が昨今は増えてきています。

皮膚は紫外線を浴びると色素細胞(メラノサイト)よりメラニンが生成されます。

そして、紫外線の影響で表皮細胞がエンドセリンを分泌します。

このエンドセリンは色素細胞を増加・活性化を促し、色素沈着を誘引します。

色素細胞内ではチロシンがチロシナーゼにより代謝され、やがてユーメラニン

に変化して行きます。

この時に変化する酵素を抑え、メラニンの合成を抑制する成分を取り入れた、日焼

け止めアイテムが増えてきています。

この理論背景で作られているのが「飲む日焼け止め」です。

 

同じような考え方での、日焼け後の美容液なども増えています。

 

上記の理論に基づいた「日焼け止め商品」をお客様の肌状態や生活習慣・使用環

境により選択しお勧めすることが、エステティシャンにとっては大切なことだ

と考えます。

 

これから春に向けて、お客様の意識を予防管理も踏まえて、アドバイスして頂き

たいと思います。

まとめ

「光老化」を予防する為にも『日焼け止め』は必需品です。

多くの消費者の方はドラッグストアーなどでの店頭コマーシャルの影響か、SPFの高いものほど良いものだと思っているようです。

しかし、強力なものほど肌への負担やリスクは大きくなります。

その為に、紫外線や日焼け止め化粧品成分について解説いたしました。

エステティシャンは、お客様の肌質やライフスタイルなどを考慮し、お客様に合った日焼け止め化粧品を推奨して行かなくてはなりません。

施術だけではなく、日常の保護ケアをアドバイスする事も技術者の大切な役割だと理解して下さい。

「紫外線」「日焼け止め」などに関して、ご質問の有る方は、下記までご連絡下さい。

エステティック総合商社 株式会社サンク
         代表取締役会長 清水收一

〒168-0082 東京都杉並区久我山4-12-10 倉本ビル2F

TEL03-3332-1990  FAX03-3332-2039
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