エステ(エステサロン)市場を開花させたのは?

パリの化粧品売り場風景

 

エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>

エステ(エステサロン)市場を開花させたのは?

日本のエステティック市場が大きく羽ばたいたその時代を振り返ることで、

エステティックに期待したお客様のニーズや価値観を理解し、そのことが

エステティック全般に今、培われているかを考えてみたいと思います。

 

日本にエステティックがサロンビジネスとして誕生し始めたのが、1960年代

後半です。

1972年にはCIDESCO日本支部が開設され、大手チェーンも少しずつですが

店舗展開を始め、個人サロンも大都市を中心に増え始めました。

そして、一気に消費者に注目され出したのが1980年代です。

なぜ、1980年代にエステティックが女性たちに注目され始めたのか?

 

それは「人々の価値観の変化」に起因しています。

 

価値観の変化

1970年代は『10人1色時代』
1980年代は『10人10色時代』
1990年代は『1人10色時代』
2000年代は『100人10色時代』・・・

 

価値観がどう移り変わって来たのかをお話したいと思います。

 

1970年代『10人1色時代』・・・気分・流行を買った時代

デパートの化粧品売場

Paris Galeries Lafayette Haussmann デパートの化粧品売場

例えばTVコマーシャルで「今年の秋はワインレッド・・」と口紅のコマーシ

ャルが流れると、似合うかどうかは別として取り敢えず誰もがワインレッドの

口紅を買った時代でした。

ミニスカートが流行れば、流行に遅れまいと足の太さや膝の形は二の次にミニ

スカートを履き、パンタロンが流行ればパンタロン、ミディ丈が流行れば流れ

に後れまいと、いち早く購入する人々で街は溢れました。

コマーシャルに左右され、時の人気スターに追従する…いわゆる「流行を買う

事で幸せ感を味わうと共に、みんなと一緒でいることがとても安心を感じる

時代だったのです。

 

それが80年代に入ると私には私の色が有り、人と同じでいる事よりも自分の

感覚や個性を大切にし、自分らしさを求めていくことこそ最高の贅沢だと考え

る人たちが誕生してきたのです。

 

1980年代『10人10色の時代』・・・夢と贅沢を買った時代

海外旅行が盛んに成り出した1970年代の旅行は、添乗員に引率されて皆で同

じ所を見学し食事も皆と同じものを一緒に食べました。

しかし、80年代に入ると自由行動時間が出来、オープションと称して自分で

事前に選択できる観光コースや食事が選べるツアーが人気を集め始めます。

又、ファッションも個性化が強まり、大量生産ブランドから個人の個性を主張するものに

人気が変わり出しました。

いわゆるデザーナーズブランドの幕開けです。

現在に見られる、大きく成長したファッションメーカーが数多く誕生したのが1980年代なのです。

そんな価値背景の中で、美容方法やメークも自分に合ったものを考えるようになって来ます。

乾燥肌でも水分が足らないのか、それとも皮脂の分泌が悪い為に起こった乾燥なのか、それによってケア方法も使用する化粧品も違って来るわけです。

年齢や季節によってカスタマイズする美容方法。

まさにエステティックの基本です。

オートクチュールな美容ケア

「私は私」という贅沢と夢を買った時代だからこそ、エステティックが開花し

たのです

 

1990年代『1人10色時代」』・・・安定を買った時代

この意味は、男女問わず多くの方達が世間体や社会通念に拘らず、色々な活動

範囲を広げて来た時代だという事です。

例えば、女性でも休みの日にはパチンコや競馬場に行き、夜は連れ立ってカラ

オケを楽しむと行ったことが当たり前に行われ始めました。

今は女性でもと書くと女性差別と言われそうですが、80年代まではまだまだそ

こまでの行動は皆さんが取っていなかった時代です。

ですから90年代後半には、競馬場やパチンコ屋さんでも女性コーナーを作り

女性同士が誘い合って来場し易い仕掛けが多く施行されました。

 

更にこの時代に大きく取りざたされたのが安心を求める風潮です。

衣・食・住の安全が強く求められた時代でもあります。

食品添加物、無農薬栽培、家畜の安全な飼育の仕方、化粧品・トイレタリー成

分の安全性、環境汚染など「安全・安心」が大きく取りざたされる時代がスタ

ートしました。

背中のマッサージをしている写真

2000年『100人10色時代』・・・生活価値を買った時代 

これは90年代の方達がグループを構成しだしたという事です。

OLさんが仕事を終えて仲間と食事に行き、その後カラオケ。

土曜日は連れ立って競馬場へ。

そして翌日は皆でボランティア活動とか。

無農薬野菜を使ったお料理教室と試食会。

無添加・無着色・防腐剤フリーの製品の共同購入会を主催。

同行の志のグループ活動が多く目立った時代です。

NPO法人が出来出したのも、この時代です。

 

言い換えれば生活価値の争奪戦が起こった年という訳です。

 

1997年のヒット商品

 

価 値 観>   <   商             品  >

 

 便  利     携帯電話、コンピューター、コンビニエンス、無人君

クイックマッサージ、インターネット

 

 バリュー価格   マクドナルドバリューセット、化粧品・清涼飲料水増量

牛鮭定食(吉野家)

 

 Onlyの世界    たまごっち、プリクラ

 

 二つの世界    RV車の急増

 

 健  康     浄水器、ミネラルウオーター

 

 ときめき     デジタル衛星放送、ショッピングセンターイベント会場

 

今でこそ当たり前の物、すでに忘れ去られている物、現在も人気を博している物

懐かしくお感じにはなりませんか?

ヒット商品って、その時代を反映しています。

 

2000年代は生活の価値を買う時代でした。

 

こんな時代背景、価値観の中でエステティックマーケットは順調に成長し、ピークを迎えるのです。

 

サロン数も3万店舗を超え,市場規模は6000億円、1兆円産業として誰もが夢を膨らませた時代です。

 

2017年現在、規模はその半分に縮小されています

何が起こったのでしょうか?

お知りに成りたい方は「日本エステティック(エステサロン)業界の市場規模と市場動向」をご覧下さい。

まとめ

このように日本のエステティックは「人々の価値観の変遷」の中で、価値を見出され花開いて来ました。

エステティックがお客様に認められて行くためのKeyがお分かり頂けたでしょうか?

更に詳しくお知りに成りたい方は、下記のところまでご連絡下さい。

エステティック総合商社 株式会社サンク
         代表取締役会長 清水收一

1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。

『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。

主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)

ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)

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