エステティシャンが知っていて欲しい、シミの原因と好発部位

鏡を見て、シミを気にする女性

世界一「シミ」を気にしているのは日本人女性です。

エステティシャンが知っていて欲しい、シミの原因と好発部位

 このブログを書いている部屋の外は強い日差しで、歩いている女性達は日傘で必死に肌をガードしています。

日本人女性は、世界の多くの国の中で一番「シミ」を気にしています。

シミが有ることで実際の年齢よりも老けて見えたり又、それが気に成って本来持っている積極性や明るさが失われている女性を見かけることも有ります。

 

そこで今回はエステティシャンが知っていて欲しい「シミ」について、特にお顔の色素沈着についてお話をしたいと思います。

 

エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい> 

2種類のメラニン

メラニンには黒色メラニン(ユーメラニン)黄色メラニン(フェオメラニン)が有り、肌の色はこの2つの比率で決まります。

例えば、人類の肌の色は白人・黄色人・黒人に大別されます。

紫外線のいつも強い地域に生活する黒人はユーメラニンが多く、紫外線からの防御能力が高いので皮膚の厚みは薄くなります。

逆に白人はフェオメラニンが多いので紫外線からの防御能力は低く、その分老化や角化が早く起こり、シワの深い厚ぼったい肌が多いのです。

 

2つのシミ

表皮性のシミ

色素細胞から放出されたメラニンは最初無色ですが、酵素の働きで褐色化し最後は垢として剥がれ落ちます。

しかし加齢や新陳代謝の衰えで角化が遅れると、表皮に褐色の色素斑として残ってしまいます。

 

真皮性のシミ

メラニンが真皮に落ちて留まっている状態。

通常は真皮のマクロファージ(白血球の一つ)に貧食され、血液やリンパ液に運ばれ体外に排出されます。

それが排泄の遅れや内因性の疾患によって長期にわたって沈着する場合が有ります。

フェイシャルケアをしている女性

シミの原因と好発部位

シミは一般的に20代以降にできる色素沈着で、原因や部位も様々です。

しかし、顔面の色素沈着は原因によってできやすい部位があり、原因を見つける際のエステティシャンの目安として記述したいと思います。

但し、好発部位は可能性があるというもので、確定ではない為お客様への明言は避けて下さい。

 

内面皮膚反射

皮膚は人の身体の中で、最大の面積を持つ臓器です。

そして体の状況を発信してくれる臓器でもあります。

「顔色が悪い」「熱が高く赤い顔色をしている」「貧血で顔色が青い」など皆さんが日常で何気なく使っている会話でもお分かりかと思います。

 

では、内面の不調や様々な状態によっておこる色素沈着の種類と特徴をお話致します。

 

肝斑

多くは20代以降の女性の顔に、左右対称に出来る褐色の色素沈着を「肝斑」と言います。

紫外線にさらされた時に、それぞれの内面の問題事項によってできる場所や形が異なってできます

顔に出来るシミの場所と原因を明記しているイラストです

顔には原因によってシミが出来る好発部位が有ります。

額のシミ

性腺ホルモン・副腎皮質ホルモン・卵巣ホルモンの分泌異常の時は楕円形状にシミを作り、極度のストレスが原因の場合は、数字の8の字を横に寝かせたような形で現れます。

 

瞼の目じり寄り、半分ぐらいの処に出来る色素沈着

黄体性ホルモンの反射区なので、妊娠・中絶や不妊用ピルの常用から来る女性ホルモンの分泌異常が多くの原因と考えられています。

 

鼻頭や眉間のシミ

長期の便秘が原因。

 

目の下のクマ状の肝斑

色が茶褐色であれば肝機能、スレート色(黒っぽい瓦屋根の意味)だと心臓関係に何か疾患があるのではと言われています。

 

口の周りの髭状のシミ

10代の方でも時折見かけますが別名「処女性肝斑」と言われ、卵巣関係の疾患や極度の生理不順から起こると考えられています。

 

その他には、ほほ骨のシミも肝臓障害が考えられます。

又、肝斑ではないですが。ほほ骨の下の両側面やあごの周りに出来る湿疹

(吹き出物)もストレス系の炎症です。

ニキビとの区別は、押してみて酸化脂肪が出ればニキビ、リンパ液が出れば

湿疹です。

春先に多く見られます。

 

マッサージをしていて左右のこめかみにザラツキ感を感じる時は、糖代謝に

何か問題を抱えているのではと考えます。

 

以上、いくつか述べて来ましたが前述でも記したように好発部位に見られる

肝斑や湿疹は、可能性があるというもので確定ではない為、お客様に断言

してはいけません。

あくまでエステティシャンがカウンセリングの一環として頭の中に入れて置き、食生活や生活習慣・職場環境など問診も含め総合的に考え、施術やアドバイスの目安にしていきます。

 

皮膚炎による色素沈着

化粧品や植物に接触したことが原因でかぶれ、その後色素沈着したものを言います。

女子顔面黒皮症(リール氏黒皮症)や香油に含まれる光毒性物質(ベルガモット油など)が紫外線と反応しておこる「ベルロック皮膚炎」などが有ります。

但しこれはエステティシャンがケアするものではありません。

 

老人性色素斑

中年期に入る頃から顔や手の甲に様々な形や大きさの色素斑が出て来ます。

過去に長期的に紫外線に当たった部位に発症します。

逆に老化によって色素が抜けた「老人性白斑」もあります。

 

雀卵斑(そばかす)

唯一、遺伝素因で出来る米粒大の不定形色素沈着です。

思春期にも多くみられ、生涯残ります。

 

代表的な「シミ」について記述して参りました。

医療行為

現代は形成外科などで「レーザー」や「ハイドロキノン」で処理した方が効果的で速いものと、エステサロンでゴマージュやV.C導入などでゆっくりと施術した方が良いものとが有ります。

 

エステティシャンは視診・問診でそれを見極め、お客様にアドバイスをして頂きたいと思います。

 

まとめ

フェイシャルエステでは昔から「シミ取る・シワ取る」が施術の代名詞のように言われて来ました。

今回はその一つ「シミ」の原因と好発部位を解説し、エステティシャンが扱えるシミはどれか、また何を留意し、医療とどこで一線を引かなければいけないのかを見極めて頂く為の基礎知識を記述いたしました。

消費者ニーズもエステに期待するのは「シミ」から「クスミ」に移行して来ているようにも思われます。

エステサロンでの「シミ」の扱いを、これからどう考えるかの切っ掛けに成ればと考えます。

何かご質問のある方は下記までご連絡下さい。

エステティック総合商社 株式会社サンク
         代表取締役会長 清水收一

〒168-0082 東京都杉並区久我山4-12-10 倉本ビル2F

TEL03-3332-1990  FAX03-3332-2039
https://cinq.jp  Mail:esthe@cinq.jp

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です