ボディエステ 現代に多いトラブルケア
エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>
ボディエステ 現代に多いトラブルケア
エステにおいて、美容の見地から見た最近の「ボディトラブル」に付いてお話したいと思います。
その代表的なトラブルは、パソコンやスマホを使用する時間が多い人達に起こる美容トラブルです。
職場に於いて、又自宅におけるズームなど、更にプライベートでもひと時も離せない、そんな生活習慣に置かれているPCや携帯電話の高頻度使用が、美容上の大きなボディトラブルを起こしています。
それは使用する姿勢から起こる「上半身の内旋」です。
上半身の内旋とは
背中が丸まり、胸が常時圧迫されている事で、呼吸も浅くなり顔色もくすんで来ます。
肩こりや疲れが抜けにくく、又瞼の裏の皮脂分泌も衰え、ドライアイなどの症状を訴える方も増えています。
根本的な原因は、パソコンやスマホを長時間続けることにより、姿勢が悪くなり起こしてしまった現象です。
酷い方は見てすぐにわかりますが、軽度の人でも見分ける方法はあります。
お客様に力を抜いて直立して頂き、足踏みをその場で10歩ほどして頂きます。
そして、「気を付け」の姿勢を取って頂きます。
その時に手の甲がどちらを向いているかを確認して下さい。
内旋している方は、手の甲が正面の方を向いています。
本来は大腿部の横で肩のラインと90度左右に、外に向かって手の甲は向いていなければなりません。
しかし、上半身が内旋していると、左右の手の甲は横向きではなく、斜め正面や酷いと完全に正面を向いた入る方もたまに見受けられます。
まさに上半身が内旋しているという事です。
内旋姿勢
デコルテを見ていただくと、鎖骨はVの字を描いています。
皆さんも見たことが有ると思いますが、姿勢の良いプロのモデルさん達は、鎖骨は地面と平行に平らに成っています。
だからスタイルも良く見えるのです。
鎖骨がVの字の形だと首が埋もれて見え、顔が大きく見えます。
鎖骨が平らだと首が長く見え、顔も小さく感じます。
このように、内旋していて胸を圧迫している事で呼吸が浅くなり、酸素の供給量が減ることで顔色をくすませたりするばかりではなく、姿勢により与える印象を悪く感じさせてしまいます。
悪い姿勢は、日ごろの無意識な”身体のクセや習慣”から起こり、加齢に比例して進行が進みます。
年よりも老けた印象が、ご自分の自信をも落とさせてしまいます。
姿勢改善から考えた「ボディトリートメント」を今こそ、2023年サロンメニューに強く打ち出してみては如何でしょうか?
まとめ
良い姿勢は内臓の働きを正常にし、バランスの良いプロポーション、若々しい健康美を作ります。
現代の生活習慣から来る美容トラブルを、ボディエステの新たな切り口としてメニュー展開することを
お勧め致します。
詳しく知りたい方は、こちらまでお問合せ下さい。
1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。
主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)
ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)
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