AI時代~エステ業界は?
エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>
AI時代~エステ業界は?
先達て、長いお付き合いをして頂いているエステ業界の重臣の方と、久しぶりにじっくりとお話をさせて頂く機会がありました。
40年以上前からお互いのエステ業界での活動を、お互いに距離を置きながら見て来た間柄でした。
彼は学者として化粧品を研究し、エステティックの施術などにも精通しています。
私もエステティックの施術に関わる技術や専用化粧品に対して、独自の見解やサロンにおけるエステティックへの取り組み方を多くのエステティシャンやサロンオーナーに教え伝え続けて来ました。
二人の会話・・・
ストレスとマッサージ
彼:昔話だが、1998年ごろから一般的に大きく取りざたされ始めた「ストレス」に対して、エステティックのマッサージや施術が本当に効果的に働いているのかを医学的の見地からエビデンスを取り、検証データを発表しようと取り組んでいたんだよ。
オートクチュールなマッサージと化粧品
私:その当時私も、エステティック・マッサージの目的、効果を医学的に説明できる理論背景に基づいた基本手技の作成と、お客様一人一人にオートクチュールに処方出来る化粧品材料の開発、それを用いての施術内容に取り組んでいました。
技術におけるテーマは、血液循環を促す。
特にリンパではなく、静脈を流すことで細胞から出た老廃物や二酸化炭素を静脈が回収し肺に戻すことを手技で補い、その後、動脈を促し活性を上げる手順や手技の構築でした。
又、使用化粧品においても年代や肌質、その時の肌の調子は人それぞれに違うのに、例えば乾燥肌目的化粧品の一括りで全ての人に同じ化粧品を使用するような(一般化粧品での美容手当よりは、エステでは少し細かく分けてはいましたが)考え方を正したいと考えていました。
2000年以降、薬事法の改正などもあり、共にお互いの意向と着目テーマを如何に具体化してきたかを振り返って話が弾みました。
その後二人の話は続きます・・・
二人の会話・・・
皮脳同根
彼:「ストレス」はホルモンなど内分泌系の分泌を抑制し、自律神経・副交感神経にも影響を与え、肌と密接な関わり合いが有るよね。
私:『皮脳同根』といって、人間は外胚葉由来に脳神経・中枢神経・末梢神経、そして皮膚(表皮)爪、毛と言ったものが、生い立ちとして一緒にそこから生まれてきているという事を理解していて欲しいですね。
二人:そこを考えると、視床下部や大脳辺縁系が有る頭(ヘッド)への刺激やマッサージによる『心地よさ』が全ての施術に必ず付随している事が大切なのではないでしょうか.
又、フェイシャルや、ボディケアなどにヘッドケアも同時進行でエステティシャンが2人ないしは4人がかりで施術したら、ストレス軽減に向けて、より効果的な施術になると考えます。
(株)サンクが発信している『ストレスアイズ』はまさにそこを考えたマッサージ技術なのです。
現在、AI(人工頭脳)が様々な分野で活用されて来ています。
エステサロンの施術テーマも『脳』を考えて、頭の疲れを取ることで、肌のトラブルの解消や、ストレスによっておこった内分泌系などの疾患から来る基礎代謝の低下や過食を是正する施術メニューという、『脳』から始まるメニュー、例えば睡眠の質の向上を高めるとかが有っても良いのではと話は弾みました。
コロナ禍で先が見えない現在、
新たな観点で、サロンメニューが生まれてくることを期待したいと思います。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』
まとめ
『脳』からの指令が肌や体形など、健康も含めた美容的見地において占める大きさを考えた時、「ヘッドスパ」など頭皮への施術を見直し、他の施術と付帯させたメニュー提案が、今新たなエステサロンの展開を生むのではないでしょうか・・・
詳しくお知りになりたい方は、下記までお問い合わせ下さい。
1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。
主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)
ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)
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