STAY HOME「美と健康」食生活改善

 

STAY HOME

エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>

STAY HOME「美と健康」食生活改善

「オミクロン株」の感染増加で、にわかに第8次感染拡大の様相が出て来ました。

そこで、STAY HOMEによる「体重が増えた‥」「お腹周りが太って来た・・」などといった声が、またまた多く聞こえてきます。

実は私もその一人・・

どうしたら良いのでしょうか・・・

基本は、摂取量<消費量

ダイエットのイメージ

 

もう一度『食生活の見直し』をして頂くための、基本知識をお話致します。

 

 

食生活

自粛生活により外食が減り、自宅での3食が増えていると思います。

出歩けないストレスから来る食事の摂取量が増え、更に食事内容の偏りが毎日の中で起こって来ているのではないでしょうか?

 

カテゴリー別に解説いたします。

 

食事回数、時間

先ず、食事回数が少ない方の場合は、空腹を満たすために間食が増えて栄養のバランスがくずれやすくなります。

タンパク質不足による新陳代謝の低下や、ビタミンが不足して疲れやすくなり、脂質・糖質の代謝にも影響を及ぼします。

特にダイエットの場合など、回数が少ない分、身体は摂取した栄養分を取り込もうとして逆に太りやすくなりますから、3食きちんととることをお勧めします。

また、夜は活動量が減って食べた物のエネルギー消費量が少なくなり、余剰分は脂肪として蓄えられます。

寝る時に胃や腸、肝臓が働いていると、身体や肌を修復する時間が減り、疲れが取れにくく肌にも悪影響を及ぼします。夕食は就寝3、4時間前に済ませ、就寝時には消化がある程度終わっているのが理想です。

在宅自粛だと、ストレスから来る食事時間の不規則や、翌日の通勤が無いため遅くまでの長時間夕食が起こりやすくなります。

規則正しい生活を心掛けましょう。

間食のイメージ

間食

間食は一般的に脂質や糖質が多く、高カロリーで栄養素が偏っているものがほとんどです。出来れば食事と食事の時間を6時間空けて、間食は避けましょう。どうしてもやめられない方は、果物・和菓子・ヨーグルト・ナッツ類・ドライフルーツなど、栄養素として役立つ食品で偏りの少ないものを選びましょう。

 

味付け

塩分を過剰に摂ると、身体は水分を溜め込みセルライトを作りやすくなります。味付けが濃くならないように注意し、特に高血圧の原因にもなりやすい塩分の摂取には気を付けましょう。

 

食事にかける時間と噛む回数

昨今の自粛前までのライフスタイルや、加工食品・ファーストフードの普及、柔らかい食べ物への嗜好の変化から、近年では食事に掛ける時間や咀嚼(噛む)回数が激減しているようです。

その結果、顎骨や頭骨の発達に影響を及ぼし、骨密度や歯並び、記憶力・学習力の低下など様々な健康上の問題を引き起こしています。

咀嚼回数が減ったいわゆる早食いになると、満腹感を得る前に食べ過ぎてしまうことになります。食事を始めてから満腹中枢が指令を出すまでにはおおよそ15~20分かかります。

太らないためには噛みごたえのある食材(根菜類など)を多く利用し、よく噛んで(一口30回が理想)ゆっくり食事をするよう、良い機会ですので挑戦して見ましょう。

食物の消化吸収が促されて肝臓の負担も減り、また唾液に含まれる消化酵素が増えるため肌の調子も良くなります。

さらには、噛む行為は大脳皮質を刺激し、脳の中のコレシストキニンという化学物質を増加させ、ストレスによる恐怖や不安を減少させる働きもあります。

バランスの良い食事のイメージ

栄養バランスの良い食事

バランスの良い食事とは、食品の種類と量がきちんと組み合わされていることをいいます。

分かり易い目安として、自分の手をメジャーにした『手ばかり栄養法』をお伝えします。

食品手ばかり法による目安
主食ご飯は普通のお茶碗に1膳ずつ。1日3食
タンパク質肉、魚、卵、豆製品から、目安は両手のひらに全部がのるぐらい
左の4本指の大きさのお肉、左の手のひらの大きさの魚
右の4本指の大きさの卵(1個)、右の手のひらの大きさの豆製品
野菜生の状態で両手のひら3杯分
(両手のひら1杯分を緑黄色野菜、2杯分を淡色野菜が理想)
バターやマヨネーズ、炒め油などからOKの形(親指と人左飛指で作る円)
食物に含まれる油分は含まない
果物1日に握りこぶし一つ分
ビタミンや食物繊維が豊富な反面、果糖が多いため摂り過ぎに注意
間食OKの形くらいまで。夕食の前までに済ませるのが理想

 

「新型コロナウイルス感染予防」でSTAY HOME自粛生活を余儀なくさせられている現在(一部の地域では緊急事態宣言が解除されていますが・・)、良い機会ですので、ご自分たちの『食生活の見直し』をしてみては如何でしょうか!

 

まとめ

「新型コロナウイルス」感染予防で長期にわたる自粛生活。

STAY HOMEによって、「体重が増えた‥」「お腹周りが太って来た・・」などといった声が多く聞こえてきます。

そこで、この際ですから「食生活の見直し」の為の基礎知識と具体例を記述致しました。

ご質問等は、下記までご連絡下さい。

エステティック総合商社 株式会社サンク
         代表取締役会長 清水收一

1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。

『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。

主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)

ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)

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