光老化 フォトエイジング
エステティックに携わって40余年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>
光老化 フォトエイジング
春ですね~
そんな季節に油断しがちな「紫外線対策」
年齢を問わず長期間に渡り、紫外線を浴びてしまうと「光老化(フォトエイジング)」を促進してしまいます。
皮膚の老化は、酸化、糖化、光老化と大きく3つの要因が有りますが、その80%は光老化によるものです。
10代の若い頃に多量の紫外線を浴びた人の肌は、特に30代後半からシミなどが著しく目立ち始めます。
そして、光老化が進んだ肌はキメが不揃いでごわつき、シワが深く刻まれてきます。
紫外線の種類と肌への影響
- UV-A(長波長) 315~400nm
老化紫外線です。
ガラスを通過し、皮膚を黒化(サンターン)させ、コラーゲンやエラスチンを破壊してシワを作ります。
- UV-B(中波長) 280~315nm
皮膚に炎症をもたらし、赤くヒリつき、ひどい時には水泡が出来て、火傷のような炎症を起こします(サンバーン)
- UV-C(短波長) 100~280nm
地球のオゾン層で吸収され地上には届きません。
C波長は強力なエネルギーと殺菌力を持っている為、殺菌灯などに使用されています。
紫外線と活性酸素
紫外線によって体内に活性酸素が増えると、脂質と結びつき身体のサビ「酸
化脂質」を作ります。
サビは細胞の老化を速め、皮膚癌の原因の一つとも言われています。
紫外線対策
紫外線は曇っていても6,7割ぐらい、雨の日でも2割近くが地表に届きますし、日陰にいても紫外線の散乱光の影響で日に焼けてしまいます。
また、屋内にいた場合でも日差しが差し込めば、UV-Aはガラスを透過しますので老化は進みます。
老化防止は勿論、シワやシミが気になる人は、一年を通して「紫外線対策」が必要です。
紫外線をブロックするためには、内と外からの対策を併せて行う事が効果的です。
<外的防御>
サンスクリーン剤の使用、日傘、帽子、サングラスなど。
<内的防御>
ビタミンやミネラル、タンパク質を豊富に含む食材を摂取。
(果物など光過敏にさせる種類の物には、気を付けましょう)
春先は地表に届く紫外線と赤外線が増えだす季節。
赤外線は必要ですが、紫外線は出来るだけ防御することを、エステサロンにお越し頂いているお客様にトリートメント効果を維持する上でも、具体的にきちんとアドバイスすることをお勧めします。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック』
まとめ
春先から強まる、地表に届く紫外線の量。
老化の80%は「光老化(フォトエイジング)」
もう一度、紫外線の種類と肌への影響。
そして、紫外線対策に付いて詳しく触れて見ました。
ご質問の有る方は、下記までご連絡下さい。
1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。
主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)
ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)
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