マスク習慣と上手に付き合う方法

マスクをしている女性

 

エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>

マスク習慣と上手に付き合う方法

最近、マスク肌荒れ』『マスク頭痛に関するニュースや美容記事をよく目にします。

新型コロナウイルスの流行が長期化し、感染対策からの新しい生活習慣が求められ、

常時マスクを着用する習慣が続いて来ております。

これまでも、風邪予防やインフルエンザ対策としてマスクを着用するということは、

日本人にとっては日常的な光景です。

しかし、今のように長時間マスクを着用していなければならないという状況ではありませんでした。

 

感染対策のためにはマスクを着用しなければならない…。

しかし、マスクを長時間着用しているから起こる肌や身体の問題とどう向き合うか

今回は、お客様へのアドバイスの材料として、再度まとめてみました。

 

マスク着用時は肌トラブルに注意!!長時間マスクの肌は無防備状態!!

マスクをしていると、内側が蒸れて気持ち悪いなんて経験ありますよね。

マスク内が、吐く息の水蒸気で高湿度状態となっているためです。

特に夏場は、皮膚温が上昇し、汗や皮脂の分泌も増加する為、

マスク内側の湿度はさらに高い状態です。

※最近の不織布マスクは通気性がよいとはいえ、マスク内が高湿度であることは間違いありません。

高い湿度により、マスク内の肌の最外層を守る角質層はフニャフニャにふやけてしまっている状態。

この状態の角質層は、バリア機能が低下し外部環境の影響を受けやすい状態となっています。

 

長時間マスク着用時の注意点

.摩擦に要注意!!

バリア機能が低下した肌が、マスクの摩擦による刺激を受ければ肌トラブルへと繋がります。

マスクの長時間着用で、口から顎にかけてニキビができた、悪化したという方が多く見られます。

口から顎のラインは、マスクをして喋るとどうしてもマスクが擦れてしまう箇所です。

また、マスクが常に接着している目の下にシミが出来た、シミが濃くなったといった方も増えています。

 

.目に見えない汚れや花粉、刺激物質に要注意!!

マスクで覆う口周りの肌には目には見えない刺激物質が付着しています。その状態でマスクを

長時間着用すれば、バリア機能が低下した肌に刺激を与えることは容易に想像できます。

口周りがかぶれて赤くただれたり、軽度の痒みが出たりといった症状が現れます。

 

.過剰な皮脂分泌に要注意!!

マスク内部の皮膚温が上がると、汗や皮脂の分泌も増加する為、過剰な皮脂による

尋常性ざ瘡(ニキビや吹き出物)といった皮膚疾患トラブルに繋がります。

 

!そして、マスクを外してからがとても大切!

 

マスク着用中の内部は、高湿度状態のため肌の角質層はふやけてしまっている状態です。

その状態で、マスクを外すと…。

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肌の水分が一気に蒸発し、水分量が急激に変化し

肌は乾燥状態になります。

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これは、お風呂上がりの肌と似た状態ですね

つまり、早急な保湿によるバリア機能の立て直しが必要な状態です。

 

 

マスクを長時間着用することで、“頭痛”が起こることがあります。

原因①:酸欠状態 

マスクの着用により呼吸がしにくくなり、十分な酸素を取り入れる事ができず、

一方で吐いた息に含まれる二酸化炭素を多く吸い込んでしまうため“頭痛”が起こる。

原因②:筋の圧迫

マスクのゴム紐が耳を圧迫し、側頭筋や顎の筋肉、耳裏の筋肉などに負担がかかり、

様々な症状を経て“頭痛”が起こる。

 

ここからが本題です。

マスクを着けるのが生活習慣の一部となった今、どうすべきか…。

 

マスク着用時のポイント

①マスクにコットンを挟んで、摩擦軽減!?

摩擦を軽減するには、刺激の少ない肌当たりの柔らかいマスクを選ぶことがおすすめですが、

長時間の着用を考慮するのであれば、さらにコットンを挟むとより良いでしょう。

コットンを肌荒れが起こり易い箇所(例:口から顎にかけて)に乗せてからマスクを着ける。

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コットンは面倒という方もいるでしょう。

保湿効果の優れたクリームを使用することで、皮膚が保護され、摩擦も軽減されます。

※マスクを着けているからと、スキンケアが疎かになってしまっている方が増えています。

  マスクを着けるからこそ、肌を保護するためのクリームは必須です。

 

 

おすすめ化粧品

Soins de PRO

クレーム ルガール

30mL/4,500円+税

の保湿・保護効果が高いアルガンオイル配合のクリームです。

シリコンフリーで、ベタつかず軽やかなテクスチャーなので、マスクの下の

保湿クリームとして最適です。

②汗や皮脂はこまめに拭き取る

過剰な汗や皮脂は尋常性ざ瘡(ニキビや吹き出物)ができたり、悪化させる原因のひとつです。

ティッシュなどでこまめに拭き取りましょう。

<拭き取る時の注意点>

拭き取る時は、マスクを外しますよね…。マスクを外すと肌の水分が蒸発してしまいます。

ティッシュなどで汗や皮脂を拭き取った後は、必ず化粧水で保湿しましょう。

◆鎮静化粧水をこまめにシュッシュッ

長時間のマスク内部の肌は、すでに炎症を起こしているか、

炎症を起こす手前までダメージを受けていると思われます。

なので、鎮静効果の高い化粧水がおすすめです。

おすすめ化粧品

Soins de PRO

GLローション

300mL/3,000円+税

鎮静効果の高い甘草の茎や根から抽出した、グリチルリチン酸2Kがメインの鎮静化粧水です。

ダメージを受けた肌への負担を考え、エタノールフリーのシンプルな処方です。

マスクかぶれなどによる赤みの鎮静などにおすすめです。

③マスクを外した後は、しっかり洗顔(クレンジング)&保湿

可能であれば、外出先から帰ったらまっさきに洗顔(クレンジング)し保湿が理想

◆肌に優しいミルクタイプがおすすめ

長時間のマスク着用でダメージを受けている肌には、ミルクタイイプのクレンジングが理想的。

また、量はけちらずにた~っぷりと使うようアドバイスしましょう。

おすすめ化粧品

Soins de PRO

AGクレンジング ミルク業務用サイズ

400mL/販売推奨価格8,000円+税

の保湿・保護効果が高いアルガンオイル配合のミルクタイプのクレンジングです。

敏感肌の方にも安心してお使い頂けます。

また、配合されている野バラの実から抽出された精油が、肌のコンディショニングを整え、

抗菌・鎮静・収斂などの働きをします。

 

④“マスク頭痛対策”は小まめな息継ぎと耳周りのストレッチ

時々マスクを持ち上げるなどしマスク内の換気と息継ぎをすることで酸欠にならないように注意しましょう。

また、マスクのゴム紐が耳周りの筋肉を圧迫し、筋肉が凝り巡り巡って頭痛が起こるということがあるので、

こめかみや耳周辺の筋肉をストレッチし柔らかくすることで対処できます。

<頭痛に良いとされるツボ>

太陽:眉尻と目尻から髪の生え際の間

翳風:耳たぶの下、あご骨の後ろにあるくぼみ

風池:耳の後ろの骨と、後頭部のくぼみの中間

天柱:首の骨の両側にある太い筋肉の外側のくぼみ

 

今後、存在感を増す「敏感肌ケア

肌が敏感に傾く要因として、睡眠や食生活、ストレスなど生活スタイルが起因する部分が

大きいとされています。コロナウイルスの感染拡大により生活スタイルは大きく変化しました。

長時間のマスク着用や働き方の変化(テレワークなど)、そして自粛生活…。

大幅な生活スタイルの変化を余儀なくされている今!

敏感肌ケアの存在感が高まると考えられます。

 

新型コロナウイルス感染対策によって生まれた「新たな生活習慣

エステティック業界としても、「新たな対応」が求められています!

 

 

『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』

まとめ

新型コロナウイルスの流行から大分時が経過し、感染対策から新しい生活習慣が求められ、

常時マスクを着用する習慣が続いております。

そんな中で、エステティックサロンに来店されるお客様に、少しでもマスク着用での負担が軽減できるように

エステティシャンとしてアドバイスの為の留意点を記述致しました。

ご質問等は、こちらまでご連絡下さい。

エステティック総合商社 株式会社サンク
         代表取締役会長 清水收一

1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。

『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。

主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)

ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)

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