エステ2021年業界動向と対策
エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える＜本物のエステティックを知って欲しい＞
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エステ2021年業界動向と対策
新型コロナウイルス感染第3波を踏まえて
「新型コロナウイルス感染」がここまで世界的に拡大し、日本における感染状況も未だ深刻の一途をたどっています。
そして、その影響から来る「経済の低迷」が、これだけ厳しく、長期間にわたり数多くの業界に相互関連して起こっています。
エステティック業界においてもサロンのお客様の来店数が激減し、この10年間横這いを続けていた市場規模も大きく減少、サロン、デーラー、メーカーそれぞれが苦しい経営状況に追い込まれています。
恐らく2021年、「ワクチン」の開発・提供により、コロナウイルスに人類が勝利しない限り、感染拡大以前の経営状況に戻るのは難しいと考えます。
では、どうしたら良いのか、「今、何が出来るのか」「何を新たに構築すべきか」
リモート・ワークや不要・不急の外出自粛の環境の中で、新たな発想・取り組みが求められて来ています。
そこで、2021年に向け、エステサロンでのオペレーション、施術メニュー、集客、経営などに関して、ご一緒に考えて見たいと思います。
施術メニュー
不要不急での外出自粛やご主人のリモートによる在宅勤務、更には子供たちも自宅での学習・遊びで主婦としてはストレスがMaxに達している方も多くいるのではないでしょうか。
出掛けたくても出掛けられない。
マスク着用で、おしゃれも儘ならない。
そんなストレスが高じている女性たちに贈る、2021年エステティックメニューとは・・・
在宅自粛によるリモート
フェイシャレケア
- ストレスケアを考え、ドライヘッドマッサージをセットアップ。
又、買い物などで、どのお店に入る時にも必ず行うアルコール系での手の消毒。
これにより、ハンドクリームを塗布するだけでは改善できないハードな手荒れが、
多くの女性たちを悩ませています。
水分不足だけだはなく、脂分まで奪われているのが現実です。
そこで、パラフィンパックによる水分ケアやオイルマッサージ後のODTで、プロによるハンドケアを提供いたしましょう。
フェイシャルトリートメントとしての留意点は、マスクに覆われている部位への保湿と炎症ケア。
そして、目の周りへのアプローチをしっかりと施術しましょう。
- ホームケア化粧品の販売に一工夫。
マスクに色や香りが付かないファンデーション商品の提案。
マスクの色やデザインに合わせた、アイメイク商品の提案。
- ズームなどリモートによる『無料カウンセリング・相談窓口』の開設
1日の中で比較的おオペレーションに左右されない時間帯を事前に告知して、
担当者を決め、継続的に行う(月・金曜日の午前10時～11時とか・・)
[注意事項]
オンラインカウンセリングでは、発言に最新の注意が必要です!
ZOOMなどのアプリケーションには録画機能が有りますので、普段何気なく伝えて
いる内容も、実は医師法違反や薬機法違反に抵触していないか慎重に考えて発言
して下さい。
ボディケア
- 出来る限り日常感を遠ざけた、トリートメントルームでのリラクゼーションマッサージ
『音』『香』『触』を極める。
在宅による「コロナ太り」に対しての、『基礎代謝』を促進する筋肉・血流への積極的なトリートメント。
そして、今までの頭皮へのアプローチではなく、睡眠の質を高める肩・首を含めた「ヘッドスパ・マッサージ」を新たに構築。
- ホームケア商品としては、入浴剤や健康グッズなど再度、品ぞろえを考えてみては
如何でしょうか。
エステサロン・コロナウイルス感染対策
- サロンにおけるコロナウイルス感染症対策としては、「うつらない」「うつさない」を基本原則として、サロン店舗にウイルスを紛れ込ませない事が重要です。
「エステティックサロンにおける新型コロナウイルス対応ガイドライン」については、日本エステティック振興協議会ホームページ（ｈｔｔｐ://ｅｓｔｈｅ-ｊｅｐａ.ｊｐ/）よりご確認下さい。
- お客様には入店の際に検温をして頂く為の器具を準備し、事前に下記のような質問事項にご記入頂くようにしましょう。
《例文》
新型コロナウイルス感染の拡大を防ぐため、ご自身で該当すると感じるお客様の来店・施術はお控え頂きたく存じます。
- □風邪の症状(くしゃみや咳が出る)がある方
- □37.5度以上の熱のある方
- □強いだるさ（倦怠感）や息苦しさがある方
- □咳、痰、または胸部に不快感のある方
- □過去14日以内に、政府から入国制限、入国後の観察期間を必要と発表されている国・地域等への渡航歴のある方、並びに渡航者との濃厚接触がある方
- □過去14日以内に、新型コロナウイルス感染者が発生した観光クルーズ船から下船、あるいはその他のクラスターとされる場所を訪れた方
- □同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる方
- □その他、新型コロナウイルス感染可能性の症状のある方
- □1週間前くらいまでに、インフルエンザ、ノロウイルス等にかかっていた方
又、この際ですので、カウンセリングシートも、コロナ感染問題による生活環境の変化やストレスの有無、在宅などによる肌や身体の変化が読み取れる内容に作り変えましょう。
- お客様の予約時間の取り方を工夫し、お客様同士がすれ違わないように配慮する。
- 常連のお客様を優先し、当面新規のお客様はお断りする。
- お客様の使用するリネンや器具などは、都度消毒済みのものを使用し、トリートメントルームや使用されたトイレなどの清掃は、お客様が退出後必ず行う事を徹底する。
告知
サロンが新型コロナウイルスに対しての感染対策内容を、店内やホームページで発信しておくことが重要です。
お客様が安心してサロンに来て頂けるように、サロンが全力を挙げて感染予防に取り組んでいるかを伝えましょう。
スタッフの健康管理
スタッフから感染者が出てしまっては、それこそ致命的な結果を招いてしまいます。
- スタッフのプラーベートな時間や自宅生活においても染予防の大切さを、ミーティンなどで理解させ意識の向上を図る。
- スタッフの出勤時での検温や手洗い、マスクの着用を徹底し、勤務中においても定期的な検温を遂行する。
以上のような取り組みの徹底が、少しでもサロンの売上維持に繋がり、いつか新型
コロナウイルスが終息した際のサロンの再稼働の原動力となる筈です。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック』
頑張って力を合わせて、コロナウイルス感染に勝利しましょう！
まとめ
2021年、新年を迎えても感染者が拡大しています。
1月7日からは、1都3県に2度目の「緊急事態宣言」が発令されました。
未だ感染者の減少が見られない現在、新型コロナウイルス感染終息まで、どのようにエステサロンでは感染予防対策を立て、その上で、サロンにおけるオペレーション、施術メニュー、集客、経営などをどのようにしたら良いのかをまとめて見ました。
詳しくご相談のある方は、下記までご連絡下さい。
1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック！』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。
主な著書：最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)
ビューティーソムリエールエステティック理論編（サンク）
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