エステ解剖生理学~泌尿器系
エステティックに携わって45年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>
エステ解剖生理学~泌尿器系
泌尿器系は、腎臓、尿管、膀胱、尿道で構成されており、体内で生じた老廃物や水、塩分などを腎臓で尿として生成し、尿管を介して膀胱に送られ、尿量が一定の量に達すると「非尿反射」によって尿道を通り体外に排泄する一連の仕組みから成っています。
尿の生成器官
腎臓
横隔膜の下方、脊椎を挟んで両側にある左右一対の臓器です。
腎小体が集まった外側の「腎皮質」と、尿細管や集合管が集まった内側の「腎
髄質」から出来ています。
血液を濾過して尿を生成し、老廃物を排出、血圧の調整も担っています。
排尿器官
尿は、腎臓から尿管を通って、内部に多数のヒダを持つ袋状の膀胱に送られ、
膀胱内の尿量が150ml~300mlぐらいになると内圧がかかり、膀胱壁が刺激さ
れ、尿道の括約筋が弛緩して排尿が行われます。
尿の特徴
- 成分:約96%が水分で、4%が有機物(尿素・尿酸・アンモニア・クレアチニン)と無機物(ナトリウム・カリウム・塩素)の固形成分です。
- 量 :一日の排尿量は平均成人で1~2ℓですが、水分摂取量や発汗量で変動します。
- PH :PH6の弱酸性ですが、肉類の多い食事では酸性に、果物や野菜を多く摂取すると中性ないし弱アルカリ性に傾きます。
泌尿器系関係で、お客様によく聞かれる質問
Q:足や顔がむくみ易いのは、泌尿器系に原因がありますか?
A:むくみに加え、尿に蛋白が混ざって泡立つたり、頻尿、痛みや残尿感などが有る場合は、腎臓病や糖尿病に関わることが有るので医療機関の検診をお勧めして下さい。
それらの症状がなく、夕方に成ると靴が窮屈になる、又は朝起きてすぐの顔が腫れぼったいといった症状は、立ち仕事の多い方、夜遅くに水分を摂り過ぎている場合、濃い味付けの食事に偏っている方などに多く見られます。
ストレス過多や運動不足の方にも多く起こります。
そういう方々には、エステティックでのリンパマッサージや超音波トリートメントなどが有効で軽減できますが、効果が見られない場合は、必ず医療機関で受診されることをお勧め致しましょう。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』
まとめ
エステティシャン達にもう一度復習して頂きたい「エステ解剖生理学」
施術・カウンセリングに不可欠な基礎知識を解説しています。
ご質問等は、下記までご連絡下さい。
1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。
主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)
ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)
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