エステティシャン、カウンセリング・ステップの実際
エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>
Contents
エステティシャン、カウンセリング・ステップの実際
エステティシャンがお客様に、一番大事に考えておかなければならないことは・・?
それは「エステティシャンという職業の意義!」に関係してくる話でもある。
いきなりこんなことを言い出すと、大層な話に聞こえそうですが、とても大切なことだと最近思えてならないので、お話をしたいと思います。
エステサロンに来られるお客様の来店動機は、フェイシャルであれば「奇麗に成りたい」「このシワが気に成ってしょうがない」「くすんだ顔色が気になる」
ボディだと、「二の腕のたるみが気に成って」「お腹周りがスッキリできないか」「背中を奇麗に見せたい」「身体の疲れを取りたい」
脱毛だと、「夏に向かって、足のムダ毛が気になる」
色々な「気になること」で来店されるわけです。
その来店動機は、年代や独身、既婚、専業主婦又は働いている方。
彼氏がいる、いない。
職場でのストレス、子育てからの一時の避難など、人それぞれお立場によっても来店動機・目的は違ってきます。
具体的な肌トラブルや、こう見えたい願望、他の人から見たらどうということでもない事が、本人にとっては気に成って毎日が居たたまれない。
そんなお客様の声に真摯に耳を傾け、更にその悩みの後ろにある本音をつかみ取るのが、エステティシャンのカウンセリングの極めです。
このお客様は「このことが気に成って」自分に自信が持てず、職場でも明るく人間関係を構築できないのでは・・・
「この悩みが・・」ストレスになって、楽しい時間が今持てていないのだろう・・
「このコンプレックスが・・」生活の質(QOL)を高める邪魔をしているみたいだ・・
そうです。
後ろに潜む本当のお客様の願望や、辿り着きたいシチュエーションに気付くところから、「Soin(ソワン)」は始まります。
その為には、カウンセリングにおいて先ずは・・・
『エステ、カウンセリング理論・効果、診療療法から見た手順』にも記載しています。
カウンセリング・ステップ
<傾聴>
先入観念にとらわれず話にじっくりと耳を傾け、話の内容とその背後にある感情を心で受け止め理解することから始まります。
<受容>
内容についての評価をせず、相手の話を無条件に受け入れるエステティシャンの受容的な姿勢が、お客様の不安な気持ちを和らげ、ここから信頼の「蕾」が生まれます。
<共感>
お客様の経験や感情を正確に受け止め、エステティシャン自身が同じように感じ理解することで、お客様が「気持ちを充分に理解してもらった」というきもちに繋がり、安心感が生まれます。
<浄化(カタルシス)>
お客様は傾聴、受容、共感というステップによって、エステティシャンに受け止めて貰っていると感じ、緊張や不安など、抑えていた感情が次第に解放され、スッキリとした気持ちが生まれリラックス感へと繋がります。
<気づき>
精神的な浄化が出来て初めて、お客様は悩みや後ろに隠れていた問題に対して、自分なりの解決方向に気付き、前向きに向き合うことを考え始めます。
そして、その具体的なパートナーとして、エステティシャンの存在を大切な事と考えるようになります。
ここから『Soin(ソワン)]』がスタートします。
この流れ・ステップが携わる多くのエステティシャンに出来ていれば、今以上
に「エステティックへの信頼」は高まったはずです。
皆さん、ご自分のカウンセリングのステップや心がけを今一度振り返って頂き
たいと思います。
「売上優先」や「サロン・ファースト」に成っていませんか?
まとめ
エステティシャンのカウンセリングでステップを踏んで、一つ一つお客様の思いと、その背後に潜む本音と感情をエステティシャンは聞き出し、無条件で受容することから全ては始まります。
そして<共感>⇒<浄化>⇒<気づき>に繋げて行くことで、エステティシャンへの信頼が生まれます。
少しでも多くのエステティシャン達が、このステップを確実に踏んでお客様から信頼して頂けると、エステティックへの信頼感も高まって来ると考えます。
エステ・カウンセリングに付いてお問い合わせの有る方は、下記までご連絡下さい。
〒168-0082 東京都杉並区久我山4-12-10 倉本ビル2F
TEL03-3332-1990 FAX03-3332-2039
https://cinq.jp Mail:esthe@cinq.jp