食事習慣アドバイス・ベジタリアンとビーガン
エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>
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食事習慣アバイス・ベジタリアンとビーガン
先日、自称「ベジタリアン」の女性と、お話をする機会が有りました。
野菜中心の食生活に切り替えて、13年目に入ると仰って居ました。
切っ掛けは、40代に入っての体調の崩れと、友人からのアドバイス。
また、ご自分としても元々防腐剤や冷凍肉などの保存食を食べることに、
不安と疑問を感じていたとの事でした。
話を聞くと『ビーガン』という事ではないようです。
「ベジタリアン」と「ビーガン(ヴィーガン)」
ベジタリアンとは様々なタイプの菜食主義者の総称ですが、ビーガンは卵や乳
製品・蜂蜜を含む動物性食品を一切口にしない「完全菜食主義者」の事を言
います。
さらに、食だけに限定するのではなく、身の回りのものからも出来るだけ動物
由来の物を避けることで、動物の命を尊重する「エシカル・ビーガン」の人たち
もいます。
日本では未だあまり知られていないビーガンですが、海外では健康や美容、
そして、メンタルのセルフメンテナンスのためにライフスタイルに取り入れて
いる人がたくさんいます。
ビーガンという言葉は、1944年イギリスでビーガン(ヴィーガン)協会
(The Vegan Society)が設立された際に命名されました。
- ビーガン(植物性食品のみ食べる)
- ラクト・ベジタリアン(植物性食品と乳製品は食べる)
- ラクト・オボ・ベジタリアン(植物性食品と乳製品と卵は食べる)
- ペスコ・ベジタリアン(植物性食品と乳製品と卵、魚は食べる)
私の仕事関係で何度かお会いしお話もしている、アロマセラピーの重鎮「ロバート・ティスランド」氏もビーガンに近いベジタリアンです。
彼とレストランで会食する時は、同伴の方は大変な気遣いを致します(笑)
<彼の待望の書籍『精油の安全性ガイド』第2弾が日本でも発売されました>
それぞれの考え方が有るとは思いますが、健康や肌の「老化」を考えた時には、野菜だけに偏らない方が良い結果を招くと考えます。
私的には、人間にとってタンパク質、特にアミノ酸を取ることは大切であり、高齢化してくると動物タンパク質を取っていないと「骨粗しょう症」などにも成りやすいと考えます。
バランスの良い食事と、規則正しい食事時間・回数が大切で、昨今の欠食などは身体のバランスを崩す要因になって来ると思います。
バランスの良い食事とは?
分かり易く、エステティシャンがお客様に説明するアドバイス方法として、自分の手をメジャーにした『手ばかり栄養法』をご紹介致します。
手ばかり栄養法
食品 | 手ばかり法による目安 |
---|---|
主食 | ご飯は普通のお茶碗に1膳ずつ。1日3食。 |
タンパク質 | 肉、魚、卵、豆製品から、目安は両手のひらに全部がのるくらい。 左の4本指の大きさのお肉、左の手のひらの大きさの魚、右の4本指の大きさの卵(1個)、右の手のひらの大きさの豆製品。 |
野菜 | 生の状態で両手のひら3杯分。 (両手のひら1杯分を緑黄野菜、2杯分を淡色野菜が理想) |
油 | バターやマヨネーズ、炒め油などからOKの形(親指と人差し指で作る円)くらい。 食物に含まれる油分は含まない。 |
果物 | 1日に握りこぶし一つ分。 ビタミンや食物繊維が豊富な反面、果糖が多い為摂りすぎに注意。 |
間食 | OKの形くらいまで。 夕飯の前までに済ませるのが理想。 |
上記の『手ばかり栄養法』をご活用頂き、お客様にバランスの良い食事内容を指導致しましょう。
清水流 健康食事バランス法
更に、私流のお客様への食事バランスのアドバイス方法としては・・・
朝食:地表の物を食べる (例)キャベツ・ほうれん草・ブロッコリー・卵・豚、牛肉・スイカ
昼食:空中の物を食べる (例)トマト・胡瓜・なす・鳥肉・ブドウ・バナナ
夜食:地中(海中)の物を食べる:(例)ごぼう・大根・人参・ジャガイモ・魚・海藻
このようにお客様に説明すると、バランスの良い食事が楽しく、具体的にアドバイス出来ます。
お試し下さい。
この理由は、勉強されているエステティシャンの方なら、当然お分かりですよね・・・
まとめ
エステティシャンが行うアフターカウンセリングにおいて、食生活のアドバイスが「美と健康」を求めるお客様にとって大事な要因と成って来ます。
しかしながら、食事バランスや摂取量を具体的にお伝えすることは大変難しいことです。
そこで昔からエステティシャンが使う『手ばかり栄養法』をご紹介致しました。
昨今のタンパク質を取らない、糖質ダイエット、更には欠食によるダイエットなどで「美と健康」を害している女性たちが増えています。
医学・科学に基づいた正しい食生活をアドアイスして下さい。
食生活に関してのご質問等は、下記までお問合せ下さい。
1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。
主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)
ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)
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