エステフェイシャルマッサージ基本理論と効果、フランスと日本の違い

 

フェイシャルトリートメント

エステフェイシャルマッサージ基本理論と効果、フランスと日本の違い

フェイシャルトリートメントの「ハンドマッサージ」は、エステの手技の中で一番のスペッシャルケアとして、位置付けて置かなければなりません。

最近はハンドマッサージがTVや雑誌で話題となる事も、珍しいことではなくなりました。

化粧品メーカーやベテランエステティシャンも独自のマッサージを開発し、エステティシャンに講習しています。

しかし、多くのエステティシャン達は、その手技の『手順』と『タッチング』ばかりを気にして覚え、誰彼にも目的が共通していると同じ手技の組み立てでお客様へ施します。

果たしてそれで良いのでしょうか?

エステティックはクライアント一人一人にオートクチュール(カスタマイズ)な、その人の為の施術でなければならない筈です。

だとしたら、フェイシャルトリートメントのマッサージも、クライアントの年齢・肌質肌調、その上で目的に沿ったマッサージを、お客様ごとに個別にエステティシャンはその都度作り上げて施術することが当然だと考えます。

それが出来るエステティシャンこそ、真のプロフェッショナルであり、美の創作技術者としての道を歩き始める第一歩だと思います。

しかし、残念ながら日本のエステティシャンは、お客様にその時の肌調や体の状態によって、又目的への到達度によって手技を組み立て直して施す人がまだまだ少ないのが現状です。

本場フランスでは、クライアント一人一人の年齢・肌質・肌調そして健康状況などの違いから、マッサージもおのずとその都度違って来るのが当然だと、誰もが当たり前に考えています。

 

エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>

フェイシャルトリートメント・ハンドマッサージ基本理論

フェイシャル・マッサージ写真

「技術には全て理論が有り、それを理解してテクニックを施す」

 

様々な手技を組み合わせることにより効果を発揮し、担当するエステティシャンの技量が評価されてしかるべきだと考えます。

ただ流れを覚え、順番を間違えずに心地よいタッチングが出来れば一人前と考えている方が居ましたら、それはいつまで経っても世界に通じるエステティシャンへの道は程遠いと思います。

 

今回は「フェイシャトリートメント・ハンドルマッサージ」について理論解説致します。

 

フェイシャルトリートメント・マッサージの目的と効果

目的

  1.    健康な肌でいる為に
  2.    不快なシワを刻み込まない為に
  3.    老けて見えるクスミやシミを作らない為に
  4.    瑞々しくハリのある若々しい肌質感を得る為に
  5.    しぼんだリンゴのような頬に成らない為に

 

マッサージ効果

  • 手技の刺激によって血流を促し、老廃物を排出し酸素と栄養を細胞に運び、その結果、お肌にツヤや弾力が生まれます。
  • 刺激により皮膚機能が活性化し、皮脂分泌や発汗が促され、その結果、お肌に潤いが出て来ます。
  • 皮下に存在する筋肉繊維が鍛えられ、皮膚にハリが生まれます。更に緊張した筋肉が緩み、痛みなども軽減しお肌の表情が明るくなります。
  • 余分な老角質が除去され、くすみが軽減します。
  • 神経が程よく刺激されることでリラクゼーション効果をもたらします。

各種手技理論

 フェイシャルトリートメント風景

軽擦法(エフルラージュ)

「軽擦」とは軽くさするという意味で、マッサージテクニックの中でもっとも多く使われます。

第一軽擦:ソフトになでさするテクニックで、マッサージに入るための準備運動・リラックス効果

第二軽擦:筋肉/血管に沿ってさするもので血液循環を促し、皮膚表面に潤いを与える効果が有ります。

 

軽擦法は目的や部位によって、両手の平や指先・指の甲・指全体を用いて螺旋や

直線に描く動作が有り、大きく9種類の軽擦テクニックが有ります。

手技名フランス手技名適応肌
交互軽擦法 ルパサージュ全肌質
螺旋軽擦法トゥルビオン全肌質
八の字軽擦法 オンユイット全肌質
オトガイ軽擦法プレッション エプチロン全肌質
静脈軽擦法シュール ラ ベンヌ全肌質
圧迫軽擦法ディットン プレッション全肌質
扇軽擦法エバンタイユ全肌質
より軽めの軽擦法リサージュ全肌質
繋ぎの軽擦法オンシェヌモン全肌質

 

強擦法(フリクション) (フロットゥモン)

真皮層や血管に刺激を与えるマッサージ。

皮下の脂肪や老廃物に刺激を与え、新陳代謝を高め皮膚を和らげる。

手技名フランス手技名適応肌
強擦法  フリクション・フロトゥモン全肌質*敏感肌要注意
中指強擦・四指強擦法デクスプレッション全肌質
四指間強擦法ロタション全肌質*敏感肌要注意
減指強擦法エクラッスモン全肌質・老化減退肌・タルミ

 

揉捻法(ペトリサージュ)

短く委縮した筋肉を伸ばし、衰え痩せた筋肉を回復させる。

老廃物の排泄を速め、栄養分の吸収を高める。

手技名フランス手技名適応肌
筋揉捻法  ペトリサージュ老化減退肌
皮膚揉捻法ペトリサージュ老化減退肌
拇指腹揉捻法(巻きたばこ揉捻)ルールモンダンパピエ ア シガレットゥ又は、グリッスモン老化肌・脂性肌・乾燥肌。タルミ
フェイシャルマッサージ風景

圧迫法(プレッション)

 

圧迫法 (プレッション)

毛細血管を圧迫し、その反動を利用して血液循環を促進。

筋肉内の老廃物を排泄。

弾力を強化し、筋肉の機能回復・リラクゼーション効果。

手技名フランス手技名適応肌
手の平圧迫吸引法  ヴァントゥーズ全肌質・毛細血管拡張肌
指腹圧迫法プレッション ポワンテ減退肌*敏感肌不可

 

 

打法(ペールキュッション)

弛緩した筋肉の引き締めと、弾力の回復。

血行促進による皮膚の活性化と新陳代謝促進。

減脂効果。

軽く行う場合はリラクゼーション効果。

手技名フランス手技名適応肌
手の平打法バタージュ老化肌・タルミ
指腹打法 タポットゥモン敏感肌・全肌質
指腹打法ピアノットゥモン敏感肌・全肌質
1指・2指打法ペル-キュッション ポワンテ敏感肌
4指打法ペールキュッション プレンヌ 敏感肌

 

 

摘み手法(パンスモン)

シワの予防と軽減。

皮脂腺に詰まった皮脂の除去。

毛細血管の収縮と弛緩を活性化させ、血液を分散する。

手技名フランス手技名適応肌
ジャケット法 パンモンドゥ ジャケット乾燥肌・老化肌
アンチリッドゥ法 アンチリッドゥ全肌質

 

フェイシャルエステ・マッサージ風景

振動法(ビブラッション)

 

振動法(ビブラッション)全肌質

血液、リンパ液の循環を刺激。

筋肉に振動を与えて、機能を高める。

抹消神経への心地よい刺激がリラックス効果。

 

以上が基本テクなフェイシャルトチートメント・マサージの手技です。

フランスのC.A.P.取得(国家資格)エステティシャン養成学校では、上記の手技の理論とテクニックを年齢・肌質・肌調・目的の課題を何度も変えながら、相モデルで繰り返し徹底してトレーニングします。

 

オートクチュール、カスタマイズ、言い方は色々ありますが、一人一人お客様に合った施術こそ、エステティックの本流と教え込まれるのです。

 

その他、下記の技術などは別の学校へ学びに行き、自分の価値を高めて行きます。

 

特殊テクニック

リンパドレナージュ 全肌質

リンパや血液の循環の「流れ」を正常にし、老廃物の排泄を促す。

 

経穴 全肌質

血液循環を促す。

神経機能の回復。

リラクゼーション効果。

 

静脈マッサージ 全肌質

顔面の血液循環を促進させ、くすみやむくみの解消。

細胞の新陳代謝を促進し、アンチエイジング効果。

 

以上、フェイシャルトリートメント・マッサージ基本理論と手技をご紹介致しました。

まとめ

エステティックは「技能オリンピック世界大会」の競技種目に入っています。日本も約10年ほど前から参加していますが、なかなか世界の中で上位には食い込めません。エステ先進国と日本の教育システムや授業内容の違いが、その要因に有るのではないかと考えています。根本的な手技理論の教育と、肌質や肌調、目的・年齢を即座に判断してクライアントへの施術が組み立てられるといった教育カリキュラムが必要なのではないでしょうか。2020年を目指して、世界に日本のエステティックの素晴らしさを発信するためにも!

マッサージの基本理論と基本手技へのお問い合わせ・ご質問は下記までご連絡下さい。

エステティック総合商社 株式会社サンク
         代表取締役会長 清水收一

〒168-0082 東京都杉並区久我山4-12-10 倉本ビル2F

TEL03-3332-1990  FAX03-3332-2039
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