エステサロン開業セミナー~事業計画書作成手順

エステティックサロンの開業を目指すにあたり、「エステサロンの事業計画の立て方‥まずは『目的』」に付いては前段のブログで詳しく述べました。

 

今回はサロンを安定経営して行く上での、『根幹を見定める事業計画書の作成』に入りたいと思います。

パソコンでの資料制作風景

現実性のある数値を入れて事業計画書を作成、シュミレーションを積み重ねて行きます。

エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>

エステサロン開業セミナー~事業計画書作成手順

エステティックサロン:サンプルAの事業計画書を参考に、ご自分の実際のサロン計画と当てはめて作成して見て下さい。

 

エステサロン開業の為の事業計画の立て方:step1

都市型エステティックサロン:サンプルAとして紹介していきます。

Step1では、エステサロンの立地や広さ、スタッフ数、ベッド数、顧客層、サロンメニューや施術の価格など細かくプロフィールを表記していますので参考にし、ご自身のサロンの場合を同様に記述して下さい。

物件図面作成風景

物件の市場調査とレイアウト案の作成

エステティックサロン・プロフィールの設定

  • どんな場所でエステサロンを開業すれば良いの?
  • どんなお客様をターゲットに考えたら良いのかしら?
  • ベッド数は何台必要?
  • 施術料金は幾ら位にしたらお客様は来るのだろうか?
  • どんなメニューにしたら人気が出るのかしら?…などなど。

こんな疑問をお持ちの方のためにも、まずご自分の構想を整理し、文字に落としてみましょう!

都市型エステティックサロン・プロフィール:サンプルA

立地都市近郊
形態テナント15坪(テナント料 坪12,000円)
スタッフ3名(店長1名、技術者2名)
ベッドフェイシャル、ボディ兼用2台
フェイシャル&スキャルプ1台
客層自営業5%、OL45%、主婦50%
20代10%、30代30%、40代30%、50代20%、60代10%
メニュー(1)フェイシャル(トラブル改善)80分10,000円
(2)フェイシャル(リラクゼーション)60分8,000円
(3)ボディ(スキンケア・プロポーションメイキング)90分12,000円
(4)ボディ(リラクゼーション)60分8,000円
(5)スキャルプ30分4,000円
施術比率フェイシャル45%((1)60%(2)40%)
ボディ45%((1)50%(2)50%)
スキャルプ10%
店販比率店販比率 来店客(1ヶ月に複数回来店の場合も1人として計算)の20%が購入

都市型エステティックサロン・料金設定の背景

「全国中小エステティックサロン調査」(全日本全身美容業協同組合)報告書のデータを参考に、各施術メニューの料金を設定しました。

下記の施術メニュー平均料金を参考にして、あなたのメニュー料金を考えてみましょう。

施術メニュー平均料金
フェイシャルケア7,839円
ボディケア10,987円
ボディケア(痩身)11,053円
スキャルプ
4,553円

エステサロン開業の為の事業計画の立て方:Step 2

成功するエステサロンづくりをするためには、初期投資の費用を抑えリスクを低くすることが重要なポイントになります。

サロン運営は机上の空論では成り立ち ません。
オーナーの想いと現実とのバランスの取り方が大切です。

Step 2では都市型サロンの開店に必要な費用について案内していますので、参考にしてください。

  • エステサロンをオープンするには、全部でどのくらいの費用がかかるのかしら?
  • 商材の在庫はどのくらい持っていれば良いのかしら?

こんな疑問をお持ちの方のために、1つの例を作ってみました。

ご自分のサロンも同様に「開店に必要な費用一覧」を作って見て下さい。

都市型エステティックサロン・開店に必要な費用:サンプルA

項目内 容費用
内装費坪当たり約35万円とする。500万円
家具、備品費用家具、備品費用50万円
エステティック機器費詳細省略100万円
消耗品備品タオル類、ガウン、ユニフォーム他30万円
化粧品、業務専用材料費初回仕入分50万円
初期宣伝・広告費パンフレット、オープンチラシ1回分、HP制作費70万円
費用総額800万円

(注)
•テナント保証金は、自己資金として減価償却に含まれない。その他は全額借入れとする。

エステサロン開業の為の事業計画の立て方:Step3

エステサロンの損益分岐点の設定は、「どれだけ正確にサロン運営の予測ができるか?」が重要なポイントになります。

現実性を帯びた年間のシミュレーションが必要です。

数字合わせにならないように注意しましょう。

Step3では都市型エステサロンの損益分岐点についてご案内していますので、参考にしてください。

  • いつからエステサロンの収益が黒字になるのかしら?
  • 賃貸費用はいくらまでなら投資できるのかしら?
  • 月々の経費はどのくらいかかるのかしら?

こんな疑問をお持ちの方のために、1つの例を作ってみました。

下記の手順でサロンオープン後の損益の推移を予測してみましょう。

  1. 月単位の経費を計算してみましょう。
  2. 月単位の売上と粗利を計算してみましょう。
  3. サロンオープンから1年間の売上・粗利推移を確認してみましょう。

都市型エステティックサロン・損益分岐点:サンプルA

月固定経費金額(円)
家賃坪当たり12,000円x15坪180,000.-
銀行返済金利3%・5年返済150,000.-
人件費店長25万円x16/12x1名340,000.-
スタッフ20万円x16/12x2名530,000.-
交通費1万円x3名30,000.-
小計1,230,000.-
月流動費金額(円)
水道・光熱費20,000.-
通信費30,000.-
消耗品費20,000.-
事務用品費10,000.-
営業活動費(交通費を含む)30,000.-
小計110,000.-
経費合計1,340,000.-
メニュー粗利額(円)月当り人数金額(円)
(1)フェイシャル(トラブル改善)8,000.-48384,000.-
(2)フェイシャル(リラクゼーション)6,500.-32208,000.-
(3)ボディ
(スキンケア・プロポーションメイキング)
9,500.-40380,000.-
(4)ボディ(リラクゼーション)6,500.-40260,000.-
(5)スキャルプ3,000.-1854,000.-
キャンペーン F-303,000.-
キャンペーン B-303,000.-
小計1,286,000.-
店販売り上げ1人平均5,000円を販売
粗利率35%とし、継続客の20%が購入
56,000.-
粗利合計1,342,000.-

都市型エステティックサロン・損益分岐点:サンプルA

 2月3月4月5月
メニュー総売上
  円
総売上
  円
総売上
  円
総売上
  円
客数(人)粗利(円)客数(人)粗利(円)客数(人)粗利(円)客数(人)粗利(円)
(1)フェイシャル
(トラブル改善)
5×2回80,000.-10×2回160,000.-12×2回192,000.-15×2回240,000.-
(2)フェイシャル
(リラクゼーション)
1065,000.-20130,000.-30195,000.-40260,000.-
(3)ボディ
(スキンケア・プロポーションメイキング)
5×2回95,000.-10×2回190,000.-20×2回380,000.-25×2回475,000.-
(4)ボディ
(リラクゼーション)
1065,000.-20130,000.-26169,000.-30195,000.-
(5)スキャルプ1030,000.-1545,000.-1751,000.-2060,000.-
キャンペーン  F-3040120,000.-40120,000.-
キャンペーン B-3040120,000.-40120,000.-40120,000.-
小計575,000.-895,000.-987,000.-1,470,000.-
店販粗利計14,000.-28,000.-42,000.-52,500.-
粗利計589,000.-923,000.-1,029,000.-1,522,500.-
経費計1,340,000.-1,340,000.-1,340,000.-1,340,000.-
当月損益額-751,000.--417,000.--311,000.-182,000.-
損益累計額-751,000.--1,168,000.--1479,000.--1,296,500.-
(1)~(5)客数計(人)130175137250
メニュー6月 7月 8月 9月 
総売上
  円
総売上
  円
総売上
  円
総売上
  円
客数(人)粗利(円)客数(人)粗利(円)客数(人)粗利(円)客数(人)粗利(円)
(1)フェイシャル
(トラブル改善)
20×2回320,000.-25×2回400,000.-30×2回480,000.-35×2回560,000.-
(2)フェイシャル
(リラクゼーション)
40260,000.-40260,000.-35227,500.-45292,500.-
(3)ボディ
(スキンケア・プロポーションメイキング)
20×2回380,000.-25×2回475,000.-20×2回380,000.-30×2回570,000.-
(4)ボディ
(リラクゼーション)
35227,500.-35227,500.-30195,000.-40260,000.-
(5)スキャルプ2575,000.-3090,000.-2060,000.-3090,000.-
キャンペーン  F-30
キャンペーン B-30
小計1,262,,500.-1,452,500.-1,342,500.-1,772,500.-
店販粗利計54,250.-61,250.-57,750.-75,250.-
粗利計1,316,750.-1,513,750.-1,400,250.-1,847,750.-
経費計1,340,000.-1,340,000.-1,340,000.-1,340,000.-
当月損益額-23,250.-173,750.-60,250.-507,750.-
損益累計額-1,319,750.--1,146,000.--1,085,750.--578,000.-
(1)~(5)客数計(人)180207185245
メニュー10月 11月 12月 1月 
総売上
  円
総売上
  円
総売上
  円
総売上
  円
客数(人)粗利(円)客数(人)粗利(円)客数(人)粗利(円)客数(人)粗利(円)
(1)フェイシャル
(トラブル改善)
40×2回640,000.-50×2回800,000.-50×2回800,000.-30×2回480,000.-
(2)フェイシャル
(リラクゼーション)
50325,000.-50325,000.-60390,000.-40260,000.-
(3)ボディ
(スキンケア・プロポーションメイキング)
30×2回570,000.-25×2回475,000.-20×2回380,000.-25×2回475,000.-
(4)ボディ
(リラクゼーション)
40260,000.-40260,000.-30195,000.-40260,000.-
(5)スキャルプ3090,000.-35105,000.-35105,000.-2060,000.-
キャンペーン  F-30
キャンペーン B-30
小計1,885,000.-1,965,000.-1,870,000.-1,535,000.-
店販粗利計80,500.-84,000.-80,500.-66,500.-
粗利計1,965,500.-2,049,000.-1,960,500.-1,601,500.-
経費計1,340,000.-1,340,000.-1,340,000.-1,340,000.-
当月損益額625,500.-709,000.-610,500.-261,500.-
損益累計額47,500.-756,500.-1,367,000.-1,628,500.-
(1)~(5)客数計(人)180207185245

ご理解頂けたでしょうか。

このシミュレーションにより、資金繰りなどの資金計画も具体的に見えて来ます。

開業の為の事業計画書は、いかに現実性を優先しているか、そして安易な妥協でおざなりな数字を記載していないか、何度でもやり直し現実に近づけて下さい。

それが事業を失敗しない為の、いや『成功』への第一歩です。

まとめ

かなり詳細に「事業計画書」を作成する手順を解説いたしました。

出店したいサロンの「プロフィール」から、それに伴う必要資金。メニュー内容・料金、それに伴う粗利及び月次経費、そして損益分岐点の確認。更に累積損益額、これにより資金繰での必要な金額も見えて来ます。

いかに現実性のある事業計画書を作れるかが、今後のサロンの安定経営に繋がる根幹と成ります。

エステサロンの開業をお考えの方・経営の見直しをお考えの方、下記までご相談下さい。

エステティック総合商社 株式会社サンク
         代表取締役会長 清水收一

〒168-0082 東京都杉並区久我山4-12-10 倉本ビル2F

TEL03-3332-1990  FAX03-3332-2039
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