エステ(エステサロン)業界の市場規模と市場動向
エステティックに携わって45年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>
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エステ(エステサロン)業界の市場規模と市場動向
日本におけるエステティック・ビジネスの歴史は、1905年(明治38年)に理美容師の芝山兼太郎氏が、アメリカから学んだフェイシャルマッサージを自身が経営する理髪店に「美顔術」として導入したのが始まりでした。
そして、現在エステティック業は監督官庁が未だないので、民間の矢野経済研究所の調査によりますと、2023年度のエステサロン業界市場規模見込(事業者売上高ベース)は3,139億円で、前年度比99.2%と報告されています。
エステティクが日本でサロンビジネスとして登場したのが1960年代
エステがサロンビジネスとして形を成して来るのが1960年代、そして大きく花開くのが1980年代です。
80年代はファッション界では、デザイナーズブランドが隆盛を極め、海外旅行ツアーなどもオープション内容を競う旅行がブームで、誰もが『私は私』という個人中心の考え方が動き始めた時期でもありました。
だからこそ、エステティックが、『美容』の中で脚光を集めたのです。
しかし、2000年をピークに、業界市場規模は、右肩下がりになって行きます。
エステティック市場規模
2023年度エステティック市場は、3,139億円(矢野経済研究所)見込。
過去2000年には1兆円産業と有望視され、2002年にはエステティック業が「日本産業分類」に初めて登録されました。
しかし・・・その後、市場規模は縮小傾向・・・
2016年度では、サービス業35業種の内29業種が前年実績を超える好調期の中で、エステ業界は-6.1%日経MJ (消費と流通、マーケティング情報誌11/1)調べ。
成りたい自分に近づくためにお金や時間を惜しまない「自己実現型」の消費が伸び、それに付随する関連業種が好調に成績を残している時代です。
それならば、エステティックは本来その最たる業種の筈です。
しかし・・・
エステティック業界が何故伸びなかったのだろうか?
何度もお話しますが、2000年がエステ業界の頂点で約6000億市場と言われ、1兆円市場も夢ではないと語られた年でもありました。
その後、「リーマンショック」や「東日本大震災」などが有ったとはいえ、右型下がりがずっと続いています。
新規サロンの参入は在りますが、閉店するサロンも多く、市場規模は横這い状態です。
*某業界紙が毎年恒例として制作している化粧品特集を、前年と同様全国3万店舗に無料配布したところ、2017年度は2800冊余りが所在不明で戻って来てしまったとの事でした。
1割近くのサロンが1年間で閉店してしまったのでしょうか・・・
エステティック業界が何故、下降線を辿ってしまっているのか?
・・・何故か?
それは本物のエステティックの在るべき姿を、エステを受けてみたいと思っている潜在顧客層に、この60年間エステティシャンやサロンビジネスに携わる人達がきちんと正しく伝えて来なかったことに大きく起因していると考えます。
従事しているエステティシャンの人数は、どうなっているのでしょう?
エステティシャンも減少傾向
監督官庁が無いので正確な数値把握は出来ていませんが、業界紙や関連協会などの調査で、この10年間で約1万人近くのエステティシャンが業界を去っていったのではないかと憶測しています。
大手チェーンを中心に起こってきた労働問題や過剰な売上強要、そしてサロンでの人間関係などが起因しているのではと考えます。
人手不足のエステティック業界
どこに行っても人手不足の話は尽きない・・・
業界として、離脱したエステティシャン達を戻すこと。
そして、優秀なエステティシャンの養成が急務だと思います。
そんな背景もあるのか、2017年は超大手チェーンの経営交代が相次ぎました(たかの友梨ビューティークリニック、ソシエ・ワールド)
又、脱毛専門大手チェーンの経営悪化による経営交代も起こり、消費者に被害が及ぶケースが多発した年でもありました。
エステティックサロンをご利用頂くお客様の不安は増すばかりです。
今後どうしたらよいのでしょうか?
エステティック業界の新たな課題
このようなここ数年の業界動向を踏まえると、業界一丸となって取り組まなければならないいくつかの大きな課題が見えて来ます。
- エステティシャンの資格認定を国家資格レベルに。
- 本来のエステティックを潜在顧客に正しく発信(エステティックの嘘、本当を伝える)
- 特定商取引法・消費者契約法・不当景品及び不当表示防止法などの規制を業界に徹底。
- エステティシャンという職業を憧れの職業にする取り組み(本物のアイドルを作る)
- サロン経営を第三者機関が徹底指導(倒産が相次ぐようでは社会的信用が得られない)
- 過去に従事したエステティシャンを呼びもどせる職場環境作り。
- 監督官庁の制定。
それを誰が、どのような形で取り組んで行くのか・・・
2020年代のエステティック・マーケットは、「コロナ禍」だけではなく、厳しい岐路に立たされています。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』
皆さんと力を合わせて、歩みたいと考えています。
まとめ
新型コロナウイルス感染問題で、全ての業種が新しい生き方を模索し、変化して来ました。
50年以上お客様と、真正面から正直に向き合わなかったエステティック業界。
ここで新たな取り組みを皆さんと共に考えてみましょう。
エステサロンのコンサルティング及びエステティシャン・スタッフの教育、サロン経営を学びたい方、新たにエステティック業界に参入をお考えの方、エステティック商材でお悩みの方など、エステティックに関することは、お気軽に下記までご相談下さい。
1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。
主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)
ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)
〒168-0082 東京都杉並区久我山4ー7ー1 倉田ビル2F
TEL03-3332-1990 FAX03-3332-2039
https://cinq.jp Mail:esthe@cinq.jp
大変お世話になっております。日本エステティック協会 正会員として
35年間苦労や困難がありましたが、創意工夫をして、乗り越え会社経営サロンにまでたどりつきましたが、2017年辺りからeパーク 予約システムと格安で個人情報取得を狙った集客サイトにしっかり甘い言葉で、経営者の方々が捕まり、1人2700円の客誘導システムとキャンセル2700円などを取られてしまい来ないお客様の突然のキャンセルを待つ間の無駄な時間などを考えるに➖5400円をeパーク に払わなくてならない。
こんなサロン潰しに遭う事で、エステ経営を成り立たせるどころかエステティシャンを首にしたり
経費を支払い出来ないサロンが全国的に広がっております。
こんな詐欺商法で当サロンも被害状態で、どうしたら良いのか、苦しんでいます。
エステ業界をボロボロにする詐欺的集客商法の会社が、集客出来ないサロンに焦点を当てて、特にeパーク が行っている、集客商法です。
サロンでの施術前のeパーク が先に決済する先払いクレジットカード払い(お客様の)に対しても問題有ると考えております。「eパーク で予約して施術する前にカード払いすると10%割引する」などいつの間にかお客様が10%ワリビキになってて、キャンペーンと称して一方的に色々な割引を作り付加し
カード番号情報もお客様から引き出し、問題だらけでサロンは疲弊しております。
それらの行為を差し引きして、どんなにお客様を紹介して貰えても、全部餌にされて総ざらいです。
ですから、色々なエステの勉強と技術を取得してサロンを開いても、餌食にされたサロンと従業員は閉店せざるを得ないのです。
これが、甘いキャンペーンでのリピーターにならないお客様を利用した先生の言う発展しない拡大しないエステティック業界の現状で、大多数の
サロン倒産に繋がっているのです。
リピーターになってくれる正しい理解のあるお客様がことごとくこちらのサイトをみると、安売りエステに流れながら、「エステなんか誰でも安くできるんだ」と考えが変えられ、いままで支れていた気持ちがプライドが折れました。