エステティックと『形態学・モホロジー』
エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>
エステティックと『形態学・モホロジー』
『形態学』という言葉をご存知ですか?
形態学とは
『形態学』(独:Morphologie モホロジー)という言葉は、生物学の一分野であり、生物の構造と形態に関する学問。
生物の器官や組織の肉眼的・可視的に外見から生態を研究し体系化した分類学を言います。
この『形態学』は、フランス・エステティックのカウンセリングに使用される「胚葉理論」や古くはヒポクラテス四体液説、そして東洋医学の陰陽五行説、インドのアーユルヴェーダなどに存在しています。
昨今では、スイスで発祥した『ポール・シェリー』(株式会社ピー・エス・インターナショナル)の美容分野における気質・体質・性格・体形等に独自の要素を分析し、中国医療を加味させて「五形態」に分類したモホロジーが話題を集めています。
四体液説
紀元前460年ギリシャで生まれたヒポクラテスが確立した医学の事で、四体液とは「血液」「粘液」「黄胆汁」「黒胆汁」の4種類を人間の基本体液とし、これらの体液の乱れが病気の発症となり、その調和によって体と精神の健康が保たれるという体液病理説を言います。
ヒポクラテスは自然の力と身体の環境との相対関係を説き、人間が健康に成ろうと本来持っている「自然治癒能力」を助けるのが医療だと説いています。
陰陽五行説
東洋医学では自然界と人体との関わり合い、病気や不調に対する考え方や治療方法、そして肉体と精神の状態に合わせて『食』の重要性も強調しています。
- 陰陽説
宇宙の万物は「陰」と「陽」に分かれ、互いに対立しながら同時に依存しあって調和しているという考え方です。
その陰と陽の崩れたバランスを戻すことが「治す」という事だと説明しています。
- 五行説
世の中のあらゆるものは自然界に存在する「木、火、土、金、水」(もく、か、ど、こん、すい)という基本物質からなり、いずれもどれかの生みの母であり同時に子でもある関係=「相生関係」と、お互いは奪いつつ奪われるという関係=「相剋関係」にあると説いています。
アーユルヴェーダ
古代インド文明に世界最古の教典「ヴェーダ」という一大哲学体系が有り、その一部に約5千年の歴史を持つといわれる伝承医学がアーユルヴェーダです。
サンスクリット語の「アーユス:生命・寿命」と「ヴェーダ:科学・知識・心理」が組み合わされて出来た言葉で、「生命科学」「生活の知恵」という意味があり、WHO(世界保健機構)でも予防医学として正式に推奨しています。
アーユルヴェーダーが目指す健康とは、5つの要素《ドーシャ・食欲・ダーツゥ(新陳代謝)・マラ(排泄物)・五感や精神状態》が正常なバランスにある事を意味し、これらに乱れが生じると不調や病気を引き起こすとしています。
自然の五つの要素「土・水・火・風・空気」を基にして、エネルギーのバランスを取ることが健康に繋がると説いています。
これらのような考え方はエステティックでいう「オートクチュール・ケア」と「予
防管理」に繋がり、特に老化予防の見地から日常の生活習慣へのアドバイスな
どとも深く関わって来ます。
従って、これらを学ぶ事でエステティックでの「ビフォアカウンセリング」「アフターカウンセリング」に大いに役立ちますので、勉強して見ることをお勧めします。
ブログ<エステ、お客様の体質及び気質と性格>に詳しく、具体的に解説いたします。
『素晴らしくしようじぇないか、エステティック!』
まとめ
『形態学』によって分類された考え方によって、自然治癒力を高める個人個人それぞれの治療形態は古来から存在し、、エステティックの「オートクチュール」な一人一人にカスタマズされる施術理論と共通するものが多々あります。
詳しくお知りに成りたい方は、下記までご連絡下さい。
1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。
主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)
ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)
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