2019年9月号 ”脳”からはじまるエステティック
現代人の多くは仕事や家庭、人間関係など様々なストレスを抱え生活しています。
そのストレスは“脳”が感じ取っています。
近年、脳すなわち頭部のケアに対する需要が高まっているのは、まさにストレス社会の現れと言えるのではないでしょうか。
ここ数年でヘッドスパ専門店が急増。
「絶頂睡眠」で話題の頭ほぐし専門店「悟空のきもち」は、予約待ちの大人気サロンに!
頭部へのマッサージは大脳に伝わり脳ストレスを軽減させ、高いリラクゼーション効果を生み出し
自律神経を安定させます。自律神経の安定は生命維持に重要な免疫や内分泌(ホルモン)など
の機能を調節し、全身的な美容や健康に有効性を発揮します。
【脳と肌(皮膚)の関係】
皮脳同根・・・皮膚(肌)と脳は同じ根を持つという意味。
ヒトは、たった1つの受精卵から分裂を繰り返し人間として形成されます。
受精後8週までを「胚子期」と呼びます。
この時期に「内胚葉・中胚葉・外胚葉」の3つの層に分かれ、それぞれ主要な組織や器官を形成します。
中胚葉・・・循環器や骨、筋肉など
外胚葉・・・脳や脊髄といった神経系、皮膚、毛、爪など
これが、皮膚と脳が同じルーツを持つと言われる理由です。
つまり、脳(頭部)をケアすることは、肌や身体を健康的で美しい状態に導くことであり、エステティックにおいても有効な施術であると言えます。
これまでもエステサロンでは、リラクゼーション(脳のストレス軽減)目的で施術ルームの照明や
BGMを調整し、アロマを焚くなどリラックスした状態で施術を受けて頂けるよう工夫をされてきました。しかし、ストレス社会と言われる現代では、お客様に短時間でリラックスして頂くには物足りないのではないでしょうか?
サンクオリジナルトリートメント“ストレスアイズ”は、
頭部へのアプローチを付随させた、まさに皮脳同根の考えのもと開発されたマッサージ技術です。
このように、脳と肌は深いつながりがあることが分かります。
それを考えると、頭部への刺激やマッサージによる「心地良さ」の提供を全ての施術に付随させることが大切ではないでしょうか…。
理美容師免許を持たないエステティシャンは、洗い流しのいらない商材を使用しての『ドライヘッドスパ』を取り入れていきましょう。
こんな提供方法も増えてます!!
まさに、絶頂タイム!!
エステティシャン複数で同時施術
といった具合に、複数人で同時に施術することで、時間短縮&お姫様気分で非日常を満喫
お一人でやられているサロン様でしたら、フットバスとヘッドマッサージの組み合わせがGood♪
ヘッドメニューで新規集客
エステティックに興味はあるけど・・・
他人にすっぴんを見せたくない、裸を見られたくない
初対面の人に肌に触れられるのに抵抗がある
エステティックに通いなれている方ならいざ知らず、はじめて会う人に全身を委ねるという事に抵抗を感じるのは当たり前。エステティックの業界市場はここ数年横ばいです。市場成長の鍵は、こういったエステティックに抵抗を持たれている消費者をどう振り向かせるかにあるのではないでしょうか?
そこで、、、
服を着たまま、メイクもしたまま受けられる
ヘッドメニューで、“脳”からはじめるエステティック
『脳』からの指令が、肌や体型など健康も含めた美容的見地において占める大きさを考えた時、これまでオプションのひとつとして捉えてきたヘッドメニューを見直し、単体ないし他の施術と付帯したメニュー提案が、今後新たなエステティックサロンの展開を生むのではないでしょうか
頭部へのアプローチは、施術者の技術差が顕著に出ると言われています。
知識と技術をしっかりと身に付けていきましょう。