STAY HOME「生活習慣」運動・入浴・睡眠・ストレス
エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>
STAY HOME「生活習慣」運動・入浴・睡眠・ストレス
新年、明けましておめでとう御座います。
2023年はコロナも終息に向かい、経済状況も良い方の転換して欲しいものです。
しかしながら、コロナウィルス「オミクロン株」感染状況は予断の許せない状況のようです。
そんなことからもまだまだ自粛などでストレスから体調を崩したり、気持ちが少し後ろ向きに成っている方も未だ多いようです。
そこで、「前回の食生活の見直し」に引き続き、今回は「運動・入浴・睡眠、・ストレス」に付いて再度お話したいと思います。
運動
在宅自粛を長期間行っているので、運動不足から来る体重増加と、体調崩れなどを起こしている方もいらっしゃいます。
そこで、せめて「ジョギング」でもしようかと、『俄かランナー』が増えているのが現実です。
元々、加齢や高齢化、家事労働の軽減、そして、デスクワークの増加などから、近年では健康作りのため運動への意識が高まり、「ジョギング・ランニング人口」が増加しています。
歩いたり走ることは、重力の抵抗を受ける下半身の血液を、足の筋肉のミルキングアクションによって心臓へ戻します。
また、有酸素運動は血液中に酸素を送り込んで脂肪を燃焼させます。
適度な運動は新陳代謝を高めて美肌効果をもたらし、内臓機能を整え、心地よい疲労感で質の良い睡眠を与えてくれます。
運動には「有酸素運動(エアロヴィクス)」と「無酸素運動(アナロヴィクス)」が有ります。
2つの運動の違いを表にしてみました。
特徴 | 有酸素運動(エアロヴィクス) | 無酸素運動(アナロヴィクス) |
---|---|---|
運動の種類 | ウォーキング、ジョギング、水泳、エアロヴィクス、ダンベル運動、ストレッチ、ラジオ体操 | 筋肉トレーニング、スクワット、 短距離走、腹筋運動 |
運動の強度/負荷 | 緩め・軽い/小さい | きつめ・強い/大きい |
運動可能な時間 | 長い | 短い |
使用する筋肉 | 赤筋(遅筋) | 白筋(速筋) |
エネルギー源 | 脂質 | 糖質 |
運動の特徴 | 継続的に酸素を確保しながら脂肪を燃焼させる | 筋肉内の糖質(グリコーゲン)を使い短時間の運動で筋肉を鍛える |
効果的な運動方法 | 20分以上:継続しなくても効果あり | 2~3日に1回:疲労回復時に筋肉が増える |
継続による変化 | インナーマッスルが鍛えられる 持久力がついてバテにくい 脂肪燃焼によるダイエット効果 リラクゼーションをもたらす 筋肉の緊張や凝りを解消する | アウターマッスルが鍛えられる 瞬発力や力の強度が増す 基礎代謝が上がり痩せやすい ボディにメリハリがつく ダイエットでリバウンドしにくい |
*両者とも、ストレス解消、血行促進、身体・皮膚の新陳代謝促進などの効果が有ります。
入浴
入浴は副交感神経を優位にして身体をリラックスさせます。
温めることで全身の新陳代謝を高め、又適度な水圧が血行を促し疲労物質や老廃物の排泄のリンパの流れも促進させます。
特に約38℃のお湯に20~30分半身浴でつかることで、疲労回復やリラックス効果、冷え性や低体温症の改善、美肌、ダイエットやデトックス効果がより得られます。
寝つきが悪い方や不眠症の方は、就寝1時間前に41℃以下のお風呂に10分以上入ると質の高い睡眠が得られます。
これから夏場に向かい、シャワーだけの入浴で済ますことが多くなりやすい季節です。くれぐれもバスタブでお湯につかる習慣を、毎日の中に取り入れて行きましょう。
睡眠
寝ている間、特に夜10時から深夜2時の間は、成長ホルモンの分泌が最も高まって新陳代謝が活発に成ります。
「適切な睡眠時間の確保は、脂肪の燃焼を増加させるだけではなく食欲も抑えられる」「睡眠時間の短い人の場合は、食欲増進ホルモンであるグレリンの分泌が促される」と米国シカゴ大学より報告されています。
他の研究機関の分析結果でも、睡眠時間の基準を7時間とした場合、6時間では肥満の確立が23%、5時間では50%、4時間では73%アップし、睡眠が不足すると肥満になる確率が上がると発表されています。
睡眠時間が十分に確保できずストレスに成っている方には、20分程度の昼寝が有効です。
ストレス
過剰で慢性的なストレスは、心身に好ましくない症状をもたらすため早期の対処が必要と考えます。
ストレス解消法はさまざまで、考え方や感じ方も個人差があるため一概にどの方法が良いか断言できませんが、一般的なストレス解消法をご紹介致します。
- 休憩型:休養を取る、眠る、リラックスする(入浴、音楽を聴く、瞑想)
- 運動型:全身運動、軽く汗をかく程度の有酸素運動(仲間と楽しむ運動)
- 親交型:家族の団欒、友人との交流(食事会やインターネット)
- 創作型:絵画、楽器演奏、ガーデニング、料理、日曜大工
- 転換型:旅行、部屋の模様替え、カラオケ、ショッピング(衝動買い)
- 娯楽型:快楽重視型の解消法、身体や社会生活に問題を生じさせる可能性も
ある(タバコ、お酒、ギャンブルやゲームなど)
「新型コロナウイルス感染に伴う、緊急事態宣言」が解除されていますが、まだまだ3密や不要不急の自粛は必要だと考えます。
そんな中で体調の崩れを少しでも起こさない為、個人としての工夫が大切だと考えます。
エステティシャンの方は、お客様にそういったアドバイスをネット等ででも差し上げることもこの時期必要なことだと思います。
『素晴らしくしようじゃないか。エステティック!』
皆さんと一緒に、この苦境を乗り越えて行きたいと思っています。
まとめ
新型コロナウイルス感染問題で、在宅自粛などのストレスから体調を崩したり、気持ちが少し後ろ向きに成っている方が多くなっているようです。
そこで、「前回の食生活の見直し」に引き続き、今回もエステティシャンのアドバイスに役立つ「運動・入浴・睡眠、・ストレス」に付いて、基礎知識を記述致しました。
更に詳しく学びたい方は、こちらまでご連絡下さい。
1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。
主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)
ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)
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