季節の食べ物、食事と健康

季節の食事

エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>

季節の食べ物、食事と健康

コロナウイルス感染問題が起こってから、間もなく3年を迎えようとしています。

そんな中で、ストレスや運動不足から来る体調不良を訴える方も増えているようです。

そこで、エステティシャンはお客様に、食事のアドバイスをすることが多くあります。

「ダイエット」や「痩身」目的だけではなく、健康を考え、肌の調子や体調を正常に整える為のアドバイスです。

 

そんな時に役に立つ幾つかのお話を致します。

 

薬食同源

中国伝統医学においては、陰陽五行説を基準に健康状態を判断し、季節の変化がもたらす体調の変化や不調に対して、自然の理にかなった食事が最大の薬だと考えています。

病気に成ると薬を処方する西洋医学と違って、未病の段階から体調の改善や疾病の予防に向け、食事を中心とした体調管理をして行きます。

所謂、これが『薬食同源』の考え方です。

 

 

 

薬膳料理

薬膳料理

薬膳料理

大きく分けて「家庭薬膳」と「宮廷薬膳」の二つがあります。

その違いは別なブログで触れるとして、基本は・・・・

・体を温める食べ物

・体を冷やす食べ物

・温めも冷やしもしない食べ物

これらを体質、気候、健康状態に合わせて選んで食べます。

5色のイメージ

食養生『五色』『五味』

 

五色
五味作用器官陰陽五行
収斂作用・過剰な気、血、水のバランス調整・筋肉や肌の引き締め効果肝臓・胆のう・眼・血液木 (春)
余分な熱や水分、毒素除去・排泄作用心臓・小腸・循環器系・神経系火 (夏)
疲労回復・滋養強壮・緩和・柔軟・鎮静胃・脾臓・消化器系土    (土用)
活性・興奮作用・発汗・気と血のめぐりを促す肺・大腸・皮膚金 (秋)
エネルギー、水分代謝を高める・老廃物の排泄腎臓・膀胱・生殖器耳水 (冬)

 

それぞれの季節や季節の変わり目には、注意が必要な器官・臓器が有ります。

薬膳料理の素材

それらを意識した「ホメオスタシス」を心掛け、お客様にアドバイスを致しましょう。

まとめ

中国伝承医学では「食事が健康な体を作る」という教えを大切にしています。

日本でも古くから同じような教えが、親から子へと受け継がれていました。

しかし、西洋医学の理論が、いつの間にか多くの人達の主力思考と成り、受け継がれて来たことが影を潜めてきている現代。

改めて「陰陽五行説」や古くからの「言い伝え」を見直して見るのも大切なことだと考えます。

興味のある方は、下記までお問合せ下さい。

エステティック総合商社 株式会社サンク
         代表取締役会長 清水收一

1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。

『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。

主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)

ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)

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