エステと地球温暖化
エステティックに携わって40年、エステ伝道師 清水收一が伝える<本物のエステティックを知って欲しい>
エステと地球温暖化
昨今は、「コロナウイルス感染問題」に隠れてしまっていますが、「集中豪雨」や「異常気温」など、ここ数年日本列島におこっている異常気象についてお話したいと思います。
いわゆる、地球温暖化に起因しているといわれている異常気象は、我々エステ業界も無縁ではなさそうです。
オイルや化粧品成分が高騰
施術などで使用しているオイルに異変
- 以前よりインド諸島周辺で捕獲されていた「深海ザメ」が、度重なる強いモンスーン(台風)や津波で生息地域が変わり、中々捕獲できない状況だそうです。
又、深海ザメを捕獲するよりも日本人に需要の高いマグロ漁業の方が危険も少なく儲かるとの事で、現地の漁業事実態にも変化が起こり、深海ザメから採れる「スクワランオイル」の生産量が減っています。
それを補う意味で「植物性スクワランオイル」に転化していますが、動物性よりも価格が高いという問題点があります。
- ホホバオイルなどもここ数年収穫量が減り、高値で取引されています。
又、ラベンダーやペパーミントも生息地域が北に上り、ロシアからの輸入に変りつつあり、価格もやはり高騰しています。
今後、エッセンシャルオイルなども、気候と土壌により産地を選んでいましたが、地球温暖化でその地域に変化が起って来ると考えられます。
デッドシー(死海水)に異変
- 弊社(株)サンクでは、約30年以上前からエステティックの施術の一つとして「デッドシーセラピー(死海療法)」を提案して来ました。
イスラエルの死海湖沿岸には美容・保養目的のビューティーSPAと、感染症、アトピー皮膚炎、リュウマチ、関節炎、四十肩五十肩などの治療を目的とした医療SPAが古くから点在しています。
これらの施設は、「死海」沿岸の気候・風土(地表からマイナス400mに位置する)に囲まれ、死海の湖水に浮遊し、死海水や塩、泥による施術で『美と健康』を提供しています。
(株)サンクでは、そのメソッドを日本にいち早くご紹介し、エステサロンの施術に利用して参りました。
しかし、地球の温暖化と雨が少ない地域でもあり、年々死海湖の水位が下がり、これ以上死海水を採水できないという現実に直面しています。
よって、今後は死海水の輸入は難しくなって来ています。
死海水はミネラル分が豊富で、草津温泉の湯の400倍ともいわれ、一般の海水と比べてもマグネシウムは80倍、カルシウムも100倍と多く含まれています。
今後は死海塩を水で比重1.3近くに溶解して、日本国内で製造することに成ります。
死海水では60種類ほどのミネラル成分が含まれていましたが、死海ミネラル塩を溶解したものは40種類ほどのミネラル含有に成ります。
このように、エステティック業界においても『地球温暖化』に起因する影響が出ていることをお伝えいたします。
「自然環境」『地球環境』を守る!人類が大切にして行かなければいけない最大課題です。
まとめ
地球の温暖化に伴い、昨今起っている異常気象。
この異常気象はエステ業界にも少なからず影響を及ぼしています。
例えば、我々が日々使用している精油や動植物オイル、トリートメント商材などが不足したり価格が高騰しています。
『地球温暖化』から来る問題が身近に起こっています。
詳しくお知りに成りたい方は、下記までお問い合わせ下さい。
1982年、エステティックサロンのプロデュースとコンサルティング、商品の提供などを主な業務とするエステティック総合商社・株式会社サンクを設立。
『素晴らしくしようじゃないか、エステティック!』を合言葉に、エステティックの正しい理論や新しい技術の普及に努めると共に、オーナーのヴィジョン『夢』とサロンの魅力が詰まったオンリーワンサロン作りを目指し、エステサロンの企画から経営までトータルでサポートしています。
主な著書:最新レジャー産業開発・経営モデルプラン、女性向け・新レジャー事業(綜合ユニコム)、SOINESTHE、ESTHE NET(新美容出版)
ビューティーソムリエールエステティック理論編(サンク)
〒168-0082 東京都杉並区久我山4-7-1 倉田ビル2F
TEL03-3332-1990 FAX03-3332-2039
https://cinq.jp Mail:esthe@cinq.jp