2020年4月号 エステティックサロンにおける新型コロナウイルスへの対応

新型コロナウイルスの世界的感染が止まらない!

先行きが見えない“コロナウイルス”の影響で、

 

 

 

政府の不要不急の外出自粛要請により、飲食業や旅行業は相次ぐキャンセルで悲鳴をあげています。
エステティックサロン様においても、同様にキャンセルが出ている話を耳にするようになりました。

とはいえ、営業を休んでもいられません・・・。そこで!

『お客様に少しでも安心して来店頂けるよう、
    安全な環境を提供するためにはどうしたらよいか』

検証してみましょう。

 

~はじめに~

サロンでの対策をお話する前に、現在分かっている“コロナウイルス”についてお話します。
新型コロナウイルスについて、人から人への感染が確認されているものの、感染のメカニズムが完全には分かっておらず、情報が錯そうし日々不安が増大しているのが現状です。
まずは、ここで現状解明されている特徴をおさえておきましょう。
※厚生労働省発表内容より抜粋

 

<感染の仕方>

一般的には飛沫感染、接触感染で感染します。閉鎖した空間で、近距離で会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどがなくても感染するリスクがあります。

飛沫感染:
感染者の飛沫(くしゃみ・咳・唾など)と一緒にウイルスが放出され、そのウイルスを未感染者が口や鼻などから吸い込んでしまうことで感染します。
接触感染:
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの者に触れるとウイルスが付着します。その付着したウイルスに未感染者が触れ、その触れた手で口や鼻を触ることで粘膜から感染します。

 

<一般的な症状と重症化リスク>

発熱や呼吸器症状が1週間前後つづくことが多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える方が多いようです。
罹患しても、軽症であったり、治癒する例も多いとされています。一方で、高齢者や基礎疾患をお持ちの方の重症化するリスクが高いとされています。エステティックサロンにおいても、これらの特徴を踏まえた対応が必要となります。
エステティックはお客様の肌に直接触れる仕事であることを十分に認識し、いつも以上に徹底した衛生管理を実践し、お客様をスタッフを、自分自身を感染から守ることが大切です。

 

◆エステティックサロンで行うウイルス対策

①サロンにウイルスを入れないために

◆お客様への来店時の注意事項並びに、体調が思わしくない時等の来店の自粛を、ホームページ、SNS、店頭掲示、書面配布等で呼びかけ、注意の徹底を図りましょう。

※日本エステティック振興協議会発行「エステティックサロンにおける新型コロナウイルス対応ガイドライン」より抜粋

上記項目については、働いているスタッフについても確認が必要な内容です。
出勤しても問題がないか必ず確認しましょう。

 

*保健所等への情報開示について*

万が一、新型コロナウイルスの感染者がサロンのお客様の中から発生した場合、感染されたお客様以外のお客様に関する情報も、保健所の要請により報告する場合があることを、あらかじめお伝えしておいてください。

 

◆お客様だけでなくスタッフやご自身の日々の健康管理を行いましょう。

・最低限、出社時と退社時に体温と体調をチェックするよう徹底。
↳37.5度以上は即出勤停止とする

・スタッフの家族や同居者に感染者や感染者への接触があった場合の報告の徹底。

スタッフにとって、仕事は生活のために欠かせません。
仕事がなければ食べていけない・・・そんな不安から、正確な報告をしない事例も出ています。
サロン休業や出勤停止になった場合の賃金保証については、各社の固有事案ではありますが、あらかじめサロンとしての対応について決めておき、スタッフへ伝えておくことが大切です。

※日本エステティック振興協議会発行「エステティックサロンにおける新型コロナウイルス対応ガイドライン」より抜粋

 

②サロンにおける衛生管理をいつも以上に行い、感染予防

◆サロン店舗入口・レセプション周り・待合室・接客コーナー・施術ルーム・トイレ・シャワールーム・スタッフルームなど不特定多数が出入りし触れる箇所についての清掃、消毒を徹底しましょう。

〔消毒について〕
消毒の頻度はお客様来店毎に、あるいは1時間に1回の頻度で消毒すること
※チェック表などをつくり消毒漏れがないようにしましょう。

・感染症対策としては、人が触れる箇所はすべて消毒することが必須です。
・ドアノブやソファー、手洗い設備や水道など普段マメに清掃しない場所は要注意です。
・不特定多数の人が触れる箇所を限定させ感染ルートを減らすために、メニューの一部を中止とし、
シャワールームの使用を停止したり、使用する施術ルームを限定するなどの対策も有効です。
・施術ルームなどの閉鎖空間については、1~2時間毎に5~10分程度の空気の入れ替えを行いましょう。

消毒液の作り方:
両性界面活性剤水溶液を0.05~0.2%
又は、逆性石鹸水溶液(オスバンなど)0.05~0.1%

 

◆施術に関わる器具・用具・備品類の消毒

・エステベッドや施術者用椅子、エステ機器等は、使用都度消毒すること。
・お客様に接する器具、用具類は、お客様毎に消毒を行うこと。
・スチームタオルやスポンジを使用する場合は、必ず消毒して使用すること。
もしくは、使い捨てのコットン又はフェイスガーゼ等の極力使い捨てが可能なものを使用すること。
・ペーパーブラ、ショーツ、スリッパはすべて使い捨てとすること。
・ベッドシーツなどには極力使い捨ての紙製品を使用し、お客様毎に取り換えること
・リネン類はお客様毎に交換し、消毒した後、洗剤を用いて洗濯を行うこと。

器具・用具・備品の消毒法:
グルコン酸クロルヘキジン水溶液(ヒビテン)0.05%水溶液に10分間浸す。
両性界面活性剤水溶液0.05~0.2%で、機器や備品などを拭き上げる。

リネン類の消毒法:
次亜塩素酸ナトリウム水溶液(ハイターなど)0.01~0.1%水溶液に10分間浸す。
※十分換気をしながら、ゴム手袋・マスクを着けて行う。
消毒後は、通常通り洗濯をし乾燥させる。

◆手指消毒の徹底

・サロン店舗入口に消毒液を設置し、出入りの際の手指消毒を徹底しましょう。
・施術者は、施術の前後はもちろん、施術中でも小まめに手指消毒を行いましょう。
・レジ及び金銭授受の前後には、必ず手指消毒を行いましょう。

手指消毒液の作り方:
グルコン酸クロルヘキジン水溶液(ヒビテン)0.05%
又は、両性界面活性剤水溶液0.1%

※日本エステティック振興協議会発行「エステティックサロンにおける新型コロナウイルス対応ガイドライン」より抜粋